LAQUAを支える、匠と先進技術の融合

pHメータのHORIBAだからこそ、つねに最新の技術で、こまやかな測定ニーズにお応えしています。

1950年、国産初のガラス電極式pHメータを開発以来、基幹技術である電極は材料やものづくりまで常に技術にこだわり、進化させてきました。さらにHORIBAだからできる常識を覆す電極や次世代の電極を開発し、新たなソリューションを提供し続けます。

ものづくり技術 …加工・製造技術の粋…

さまざまな容器・試料に対応するためや、使いやすさ・測定スタイルにより、多彩な形状のガラス電極を提供しています。それを可能にしたのが長年培ったHORIBAのものづくり技術です。他の追従をゆるさない製造技術で、オンリーワンの構造を実現するとともに現場であらゆる改善を繰り返し、品質を高めてきました。

厚膜化

JIS規格の10倍の強度を実現。

適用電極:9615-10D/9618-10D/9680-10D/9681-10D

ドーム型新構造で全方向強度アップ!

表面積を大きくする構造と独自の加工技術により、膜抵抗を抑えて高感度を維持しながら、応答部の厚膜化を実現。
ビーカ中での攪拌も可能になり、通常使用上で割れる心配がなくなりました。また、ふき取りやすくメンテナンスも容易になり、安心して測定できるようになりました。

※JIS Z 8805 pH 測定用ガラス電極7.2.9 衝撃強度試験

微細化 / 全国発明表彰受賞

直径3mmのガラス2重管に温度補償センサまで内蔵。

(特許第4054245号)

適用電極:9618-10D
〈平成23年度全国発明表彰「発明賞」受賞〉

適用電極:9618-10D〈平成23年度全国発明表彰「発明賞」受賞〉

複合電極は二重管構造となっており、微細化においては外管と内管の偏りが、生じやすく製造が非常に困難でしたが、内管に糸状体を螺旋状で巻く独自技術でわずか直径3mmのガラス二重管を実現。世界最微量50μLから温度補償測定が可能。貴重な微量測定はもちろん、温度応答も速いので温度変化に敏感な試料の測定も可能です。

※2011年6月現在、当社調べ

フラット化

筒状ガラス電極をわずか1mm以下に集積

LAQUAtwin用センサ

ガラス電極をわずか1mm以下のフラット形状に集積し、ビーカに浸す測定スタイルからそのまま平面電極に滴下する測定スタイルを提案する画期的な電極です。0.1mLのごく微量試料で測定が可能であり、水分を含む固形物や粉末・シート状の試料にも対応します。

材料技術 …実験・研究・ノウハウの結晶…

ガラス電極のpH応答ガラス部分には試料のpHに応じた起電力が発生し、応答性・耐久性などの性能に影響を及ぼす最も重要な部分であり、その組成はノウハウの結晶です。
HORIBAは長年に渡り工業用・研究用・環境計測などさまざまな現場でのノウハウを蓄積し、それぞれの測定環境・試料に応じた最適な独自組成ガラスを開発してきました。

長寿命・高耐久性

1000回測定可能な耐フッ酸/耐アルカリガラス膜を形成。

適用電極:9631-10D(耐フッ酸)/9632-10D(耐アルカリ)

耐フッ酸(特許第4857281号)

独自のガラス膜により、フッ酸への耐久性を向上させながらも、膜抵抗を300MΩ以下に抑え、計量法検定取得も可能になりました。約1000回※測定の長寿命を実現し、メンテナンス性の高い、筒状ガラス構造で長期安定測定が可能です。

※1wt%のフッ酸溶液で1回の測定を1分とした場合。
 (25℃において)

耐アルカリ(特許第5073089号)

新ガラス膜により強アルカリへの耐久性を強化し、当社従来比約5倍※の長期安定性を向上させています。メッキ液など強アルカリ試料に最適です。

※0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液(約pH13)
 (60℃において)

高速・高精度

独自のレアアース添加で応答性・耐久性を向上。

(特許第4857281号、特許第5073089号)

適用電極:9615-10D/9618-10D/9680-10D/9681-10D

高速応答ガラス膜

応答ガラス膜に独自配合のレアアースを添加、水和層の厚さを1/2にすることで応答性を高め、同時に化学的耐久性を高めました。測定時のドリフトも解消し、読み取りタイミングに悩むことなく、再現性の高い測定が可能です。


独自のガラス精製技術で低電気伝導率試料で高速安定を実現。

適用電極:9630-10D

高純度ガラス

高純度リチウム系多成分ガラスにより、理想的な応答膜を形成し、応答を阻害する要因を軽減させ、測定が難しい水道水などの低電気伝導率・低緩衝能試料において良好な応答を示します。独自のコンディショニング(特許出願済)と合わせて業界初の応答60秒時間保証を実現しました。

革新的技術 …測定不能だった、KClと反応する試料や純水も測定可能に。…

複合電極の内部液は高濃度KClを充填し、KClを試料に拡散させることで測定していましたが、試料状態が変化することが課題でした。
HORIBAは各研究機関と共同研究を続け、新素材を開発し、その課題を克服しました。
従来にない、まったく新しいソリューションを提供します。

一般的な複合電極と違い、KClを拡散させません。

pH電極の常識を覆す。KClを出さない革新的な電極。

(特許第4733588号)

PUREIL
適用電極:9600-10D
〈2012年度“超”モノづくり部品大賞 健康・医療機器部品賞 受賞〉
新開発のゲル化イオン液体塩橋を採用することにより、KClを拡散させずに液間電位差をより早く安定させることが可能になりました。試料への影響を1/10000に抑制し、今まであきらめていたKClと反応する試料や、KCl影響で試料自体のpHが変化する少量試料において正確な測定が可能になりました。また、イオン液体の溶出が少なく、液間電位がすぐ安定するため、純水などの低電気伝導率試料において高速安定を示します。

※サンプルへの溶出物質(従来:3M以上のKCl、ピュアIL電極:イオン液体)の濃度比

測定事例

■低電気伝導率水(純水・雨水・河川)

高濃度KClの拡散影響が無いため、試料自体のpHの変動が無く、正確な測定が可能。イオン液体の溶出が少なく、液間電位がすぐ安定するため、値の安定が早くなります。


■薬液(注射剤)

高濃度KClと反応して沈殿物が生成される注射剤なども、状態変化無くpH測定できます。

次世代電極技術 …ガラスを使わない半導体技術…

半導体技術を利用したISFETにも、HORIBAはいち早く着手し、改良を重ね品質を高めてきました。
ガラスを持ち運べない現場などに新たなソリューションを提供します。

ISFET

適用電極:0030-10D/0040-10D

ISFET(半導体センサ)とは

ISFETとは、Ion Sensitive Field Effect Transisto(r イオン応答電界効果トランジスタ)の略です。半導体技術を応用した応答部を搭載しています。

特長
①測定時に割れる心配がありません。
②測定部を平面かつ微小領域に配置。微量のサンプルでも測定可能。
③歯ブラシで簡単に洗浄ができ、取扱いが容易。
④乾燥保存が可能。

フラット電極は応答部の段差100μm以下を実現。

最先端の半導体パッケージ技術で測定面をフラット化。ビーカ測定時でも気泡がつかない構造を採用、固体表面もわずかな水分があればふらつきのない安定な測定を実現しています。

静電気影響を低減。

HORIBA独自の半導体デバイス構造と静電気保護回路を改良し、半導体センサの弱点であった静電気影響を低減。ガラス電極同様に快適・安心な測定をお約束します。