各種プラント設備におけるガス検知に

発火などの事故を防ぎ、作業者の安全とプラントの安定稼働に貢献

発電所やケミカルプラント、製鉄所など、各種工場やプラントにおいて設備の老朽化が進み、安全指導ができるベテラン人員が減少する中で、ガス漏洩などによる事故を防ぐための維持管理が大きな課題となっています。

作業者や周辺環境の安心安全の確保、およびプラントの安定稼働のためには未然に事故を防ぐことが非常に重要です。

このようなお困りごとはありませんか

  • 現場立ち入り前に安全確認をしたい。
  • 漏洩したガスが滞留しそうな場所を、広範囲に常時監視したい。
  • 設備・プロセス変更、風向きが変わるなど新たな危険箇所がないか確認したい。

HORIBAのノウハウを活かしたガス分析装置で、広範囲におけるガス濃度を監視!

  • 分析計1台で多点・切り替え計測

    多点・切り替えにより1台で広範囲を計測できます。
    各計測ポイントをリアルタイムに監視。
    自動校正などの機能により、日常メンテナンスが容易。  

  • 幅広い濃度に対応

    作業安全監視や爆発監視など、使用目的に応じて複数のレンジを選択可能。

  • 多様なガス成分を高精度に計測

    非分散形赤外線吸収方式(NDIR)の採用(図1)により、メタン(CH4)や一酸化炭素(CO)など複数成分を長期安定的に計測可能。
    また、酸素(O2)の測定には磁気力方式を採用。試料ガスが検出器に直接触れないため、劣化に強く長期安定稼働を実現。

  • 湿気や粉じんが多い環境下でも安定計測

    多段除湿・水分干渉補正・干渉ガス補正・セルフクリーニング機能など、 高いサンプリング技術&計測技術で対応。

  • 酸素濃度低下時でも高精度に計測

    接触燃焼式や定電位電解式を用いる一般的なガス検知器はO2濃度が低下すると測定が難しくなります。

    HORIBAの採用する非分散形赤外線吸収方式は、O2濃度が低い場合でも、安定的に精度良く計測可能。

    <例>

    ・CH4: 接触燃焼式
     O2濃度が低下すると燃焼反応が起こりにくい
    ・CO: 定電位電解式
     O2濃度が低下すると還元反応が起こりにくい

NDIR クロスモジュレーション式の模式図

▲図1: NDIR クロスモジュレーション式の模式図


現場環境や測定成分など状況に応じて適切な装置を提案します

  • 長期安定性にすぐれた分析装置
     

煙道排ガス分析装置 ENDA-5000V2


  • 低濃度から高濃度までの幅広いレンジに対応

マルチガス分析計  VA-5000シリーズ

  • 防爆仕様の安全設計
     

防爆形ガス分析計   51シリーズ


アプリケーション例

  • バイオマス発電所におけるCO, CH4の濃度管理
  • ケミカルプラントにおける特殊ガスの漏れ検知
  • 製鉄所における各設備 (コークス工程)からのCOガス漏れ検知
  • 炭化水素 (HC) 系可燃性ガス、 都市ガスの漏れ検知
サンプリングポイント例(イメージ図)

▲サンプリングポイント例(イメージ図)
 

測定成分

測定ガス最小測定範囲最大測定範囲
一酸化炭素(CO)0~200 ppm0~10 vol%
二酸化炭素(CO20~100 ppm0~100 vol%
メタン(CH40~200 ppm0~2 vol%
プロパン(C3H80~100 ppm0~100 vol%
一酸化窒素(NO)0~200 ppm0~2 vol%
二酸化硫黄(SO20~200 ppm0~20 vol%
酸素(O20~10 vol%0~25 vol%

・ 上記記載以外のガス種も対応可能です
・ 測定成分や条件等により対応機種が変わります(プロパンは51シリーズの分析計となります)
・ 試料ガス条件、測定成分の組み合わせ、測定精度に制約がある場合がありますので詳細はご相談ください

装置構成例(例:12点切り替え )単位:mm

 ▲正面 内部配置例

 

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