データ取り込みソフトウェア
GATELINK
動物病院様向けに検査結果をPC端末に取込み可能です。プリントアウトも可能。 ※オプション機能です。
東京都
使用機器:グルコース分析装置
血液化学測定装置 他
すべての痙攣患者に血糖値を測定するわけではないのですが、仔犬や仔猫の急患、あるいはインスリノーマが疑われる場合には、必ず血糖値を測定します。
600~1000mg/dlの範囲の血糖値に着目しています。
高血糖状態の場合は、600~1000mg/dlの範囲の血糖値に対する治療の仕方があります。インスリンを投与しながら、インスリンが効いているか、急激な血糖値の降下がないかなど、血糖値がどのように下がっているのかを細かく見ることで、治療が良好かどうか確認しています。
フェレットが来院し、インスリノーマを引き起こしているときには、頻繁に血糖管理を行います。
フェレットはインスリノーマを引き起こしやすく、引き起こした場合には頻繁に血糖値を確認しなければなりません。血液量もあまり採れない動物ですので、微量で迅速に測定できることが、患者の負担を減らすことにつながります。
門脈体循環シャントの症例には、必ず血糖管理を行っています。
当院では肝臓専門医療を行っており、門脈シャント手術を行っています。門脈シャントの場合には、低血糖を引き起こす患者が10症例に対して1例程度と多く、血糖値の管理がかかせません。手術中ももちろん確認しますが、手術後に関しても3日間ぐらいは 2、3時間おきに血糖値を測定し、低血糖になっていないかモニタリングしています。
方法はさまざまですが、当クリニックでは、手術中に動脈から採血をし、その場で血糖を測定する方法を取っています。動脈からの採血は、動脈内に留置針を留置し、そこからシリンジで採血しています。患者の状態をリアルタイムに反映するため、迅速な処置が可能となります。
病院名 | 王子ペットクリニック |
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住所 | 東京都北区豊島1-22-9 |
TEL | 03-3913-2500 |
診察動物 | イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、フェレット、その他小動物 |
ウェブサイト | http://www.oji-pet.jp/ |
製造販売承認番号 :
農林水産省指令23動薬第3545号
ハンディサイズで検査室レベルの血中グルコース測定精度を実現。
最近移転され、ビル全体が「王子ペットクリニック」に。スタッフの方が万全の態勢で臨めてこそ、いい治療ができるという院長の考えから、病院内に仮眠室があるそうです。「疲れているならその場で休め。寝てもいい。」とおっしゃる重本先生。スタッフに優しい病院環境を整えることで、患者さん、飼い主さんに質のいい医療を提供されていると感じました。
(2012年8月取材)
※掲載している情報は取材時点のもので、現在とは異なる場合がございます。