バイオプロセスモニタリング
電気伝導率計(導電率計) <HE-960HI> -ワイドレンジタイプ
概要
導電率変換器HE-960HIは製造用水から最大500mS/cmの広範囲を計測、豊富な出力により高度な濃度管理を実現する導電率計です。
組み合わされる導電率センサには、従来からの挿入型に加え、洗浄性、サニタリ性を高めたフロースルーセンサを開発、ラインナップしています。
特長
- 広範囲を連続計測できる、高速応答性・高安定性を実現
- 160℃まで表示できるため、蒸気滅菌(SIP)などの温度モニタリングも可能
(※組み合わせるセンサにより異なります) - 硝酸、リン酸、水酸化ナトリウムおよび任意で2種類、合計5種類の薬液濃度を出力
- 4チャンネルの伝送出力、5点の警報接点出力を装備
- 外部入力により、伝送出力レンジの切り替えが可能
- RS-485通信機能を搭載しており、ユースポイントから離れた計装エリアから制御が可能
アプリケーション
- 充実の出力
低・中・高濃度の4チャンネル同時に伝送出力する等、高度な濃度管理が可能
衛生管理手法(HACCPシステム)の実施やバリデーションに利用可能 - 高精度な濃度測定
正確な界面検知により、製品廃棄量の低減や、定置洗浄(CIP)の終点管理、洗浄薬液の節減がはかれます
製造会社: HORIBA Advanced Techno
仕様
型名 | HE-960HI |
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温度センサ仕様 | 測温抵抗体1000Ω/0℃ |
セル定数 | 0.1/cm |
測定範囲 | 導電率:0~200mS/cm |
濃度変換 | NaOH、HNO3、H3PO4 :0~5.00% 内部プログラム組み込み |
表示・出力範囲 | 導電率:0~2000mS/cm |
伝送出力 | 出力点数:4点
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接点出力 | 出力点数:5点 |
接点入力 | 入力点数:2点 |
通信出力 | RS-485入出力 |
校正機能 | 導電率:セル定数の補正係数入力による |
ホールド機能 | 直前値ホールド、任意値ホールドより選択設定 |
自己診断機能 |
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導電率温度補償 |
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温度補償範囲 | 0~100℃(但し0℃以下、100℃以上は延長して演算) |
電源 | 100~240V AC、50/60Hz 20VA(max) |
周囲使用温湿度 | 温度:-5~55℃、湿度:20~85%(結露しないこと) |
構造 | パネル取付け屋内設置型(パネルケース:ABS、端子部:PBT) |
保護構造 | パネル部:IP65相当(通信用フロントジャック ゴム栓時) |
適合規格 | CEマーキング:EMC指令(2004/108/EC)、EN61326-2-3:2006、低電圧指令(2006/95/EC)、EN61010-1:2001 |
外形寸法 | 96(W)×96(H)×115(D) |
質量 | 約550g |
適合センサ | FES-300シリーズ 貫通型サニタリー導電率センサ |
カタログ
サニタリー導電率計(挿入型センサ)HE-960HI/HE-150HI
サニタリー導電率計(フロースルーセンサ) HE-960HI/HE-150HI