レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置 Partica LA-950V2<販売終了>

概要

粒子径分布測定装置ラインナップ


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当製品は販売を終了し、
LA-960へグレードアップいたしました。

10nm~3mm。粒子径分布測定のグローバルスタンダードとして。

LA-950V2は、独自の光学系により10nm〜3000μmという世界初のスーパーワイドレンジを実現。あらゆる業種の、幅広いスケールでの正確な粒子径コントロールを可能にしました。ナノオーダの超微小領域から、個々を目視できる「粒」に至るまでがこの一台で全て測定出来る。研究段階での複雑な測定ニーズ、そしてルーチン化された品質管理の用途を全て考慮し、使いやすく、正確な測定を実現する「標準機」としての実用性を提供します。

特長

  • 信頼の高精度保証
  • 0.01〜3000μmのワイドレンジ
  • 高いパフォーマンス循環系
  • 分かりやすいインターフェース
  • 簡易メンテナンス&セル切替

 

信頼の高精度保証

粒子計測では困難とされてきたバリデーションをいち早く取り入れ、高精度管理を保ち続けているHORIBAのLAシリーズ。LA-950V2ではその保証をさらにグレードアップさせた6ポイントについて、NISTトレーサブルな標準粒子(ポリスチレンポリマー)による校正を行ない、±0.6%以内の高精度を保証しています※。さらには、再現性精度も±0.1%を達成。これらの信頼性の高さが、GLP/GMP/ISOなどで要求される明確な装置の性能維持管理を支援し、グローバルスタンダードとしての性能と実用性を確保しました。
※標準粒子自体のバラつきを除く。

0.01〜3000μmのワイドレンジ

3000μmまでの粗大粒子を高感度に測定するには、焦点精度の高い波長が長いレーザ光(λ=650nm)と検出器中心付近のレイアウトが有効に働きます。
0.01μm までの超微小粒子を測定するためには、波長の短い光源(LED λ=405nm)が検出感度を向上させます。微小粒子径による散乱の変化散乱パターンは、絶対粒子径に依存するのでは なく、波長に対する相対粒子径によって決まります。

また、LA-950V2の光学レイアウトは、光路長(セルから検出器までの距離)を従来モデルに比べて約4倍にすることで、リングディテクタ中心部の面積も約4 倍広く確保できたため、検出器中心付近の信号差を高感度で安定に取っています。                                      

高いパフォーマンス循環系

遠心ポンプは3mmの鉛粒子も充分に循環できる排出力を備えており、あらゆる大きさや比重の試料に対応できる実力を備えています。あらゆる大きさや比重の 試料に対応できる実力を備えています。循環速度は試料に適した速度を15段階でコントロール可能。凝集の強い粒子を素早く前処理するために、内蔵の超音波プロー ブによって直接サンプルを分散させています。その強度もサンプルによって調節できるように7段階に切り替え可能です。

ドレインには、効率良く循環系内全てのサンプルや溶媒が排出されるように配管の傾斜や曲がりを設計しているので、リンス効率が高く、スピーディー且つ確実 な作業が行なわれます。                                  

分かりやすいインターフェース

LA-950V2では、測定条件の設定→サンプル投入→分散処理→印刷→データ保存といった一連の測定ステップ全体を常に明示する「ナビゲーション機能」を搭載。はじめて測定する方でも操作フローチャートが一目で分かり易く次の選択肢を促してくれるスムーズな分析。生産現場での品質管理検査の標準化までもが即座に行なえます。製品研究段階からその生産管理までをトータルにカバーする画期的な機能です。

簡易メンテナンス&セル切替

LA-950V2ではセルの取り外しもワンタッチ、工具やスキルが不要ですので、日常的なメンテナンスのわずらわしさが解消されています。
測定方式によるセル交換(例えば、湿式法→乾式法など)も、セルホルダごとスライドさせるだけのワンタッチ・クイック操作。付け替えや取り外しなどの作業が一切不要です。
この操作性、デザイン性の高さは、使う人の立場に立って考えられました。

分野例

先端材料

電池材料、触媒化学、ナノ粒子の研究開発

セラミックス

セラミックス材料の品質管理、工程管理、研究開発

化学工業

ゴム・ポリマーの品質管理、研究開発

塗料・顔料

インク・ペンキ・粉末塗料等の品質管理、研究開発

薬品・化粧品

製剤メーカでの薬品の品質管理、農薬・点眼剤等の品質管理

食品

牛乳・果実食品・マヨネーズ等の品質管理


製造会社: HORIBA

仕様

LA-950V2 湿式測定仕様

測定原理

Mie散乱理論

測定粒子径範囲

0.01〜3000μm

測定時間

1分(分散媒注入から循環系洗浄および粒子径分布結果表示まで)

測定方式

フローセル測定、バッチ式セル測定(バッチ式セル/セルホルダが必要)

測定必要サンプル量

約10mg〜5g(フローセル測定時:但しサンプルにより異なる)

分散媒

約180mL(フローセル使用時)、約15mL(バッチセル使用時)

使用可能分散媒

標準は水、エタノールのみ、有機溶媒対応仕様あり

通信

USB2.0(装置本体〜PC間)

光学系

光源:半導体レ−ザ(650nm)、5.0mW、LED(405nm)、3.0mW
検出器:リング状シリコンホトダイオ−ド、側方・後方シリコンフォトダイオード 計87チャンネル

循環系

分散:超音波プローブ
循環:遠心ポンプ15段階可変 最大約10L/min(水の場合)
フロ−セル:Tempaxガラス

使用温度・湿度

15℃〜35℃、85%RH以下(ただし結露しないこと)

電源

AC100/120/230V 50/60Hz、300VA

外形寸法

705(W)×565(D)×500(H)mm

質量(測定部)

56kg

データ処理・操作部

PC:IBM PC/AT互換機で Windows XPが動作する性能を有するもの 
OS:Windows XP
プリンタ:Windows XP対応プリンタ
モニタ:Windows XP対応モニタ
操作方式:Windows XPの環境下でのマウス、キーボードによる入力

ダウンロード

アプリケーションノート

粒子径分布

ナノ粒子径分布

ゼータ電位

分子量測定

アクセサリ

  • 乾式測定ユニット
  • ミニフロー(小容量循環システム、有機溶媒対応)
  • バッチ式セルユニット
  • ペーストセルユニット
  • スプレーユニット
  • 水道直結注入システム
  • 大容量循環システム
  • オートサンプラ&スラリーサンプラ

アクセサリ概要

乾式測定ユニット

  • 湿式・乾式の切り替えが素早くシンプル
  • 1台で2役、強制分散・非分散測定
  • 測定部本体上に取り付ける だけなので、設置スペースが不要
  • サンプル供給スピードは自動コントロール
  • 簡単分解・簡単メンテナンス

ミニフロー(小容量循環システム、有機溶媒対応)

  • サンプルや溶媒が少量しかないときに最適なアクセサリ
  • 全自動循環システムをもち、ソフトウェアは、注入・リンス排水などのすべてのシーケンスをコントロールします。

バッチ式セルユニット

微量サンプルや、測定サンプルを全量回収したいときに最適なアクセサリです。
(セル別売)

ペーストセルユニット

凝集しやすい材料や磁性体サンプルを測定するときに最適なアクセサリです。
(セル別売)

スプレーユニット

霧状スプレー、携帯用スプレー、点鼻薬スプレー、霧ノズル研究や開発のために、最適なアクセサリです。
液状・固体状の両方に対応しています。

水道直結注入システム

設置環境に応じて、標準で搭載している自動注入ポンプを、水道直結注入タイプに変更可能です。
水道圧に耐えることができる電磁弁と、流量調整レギュレーターのユニットです。

大容量循環システム

分布幅の広い材質を測定するあるいは、大粒子の安定した測定をするためにサンプル量を増やすことができる1L循環系システムです。

オートサンプラ&スラリーサンプラ

再現性の改善、システム拡張性、生産性の改善のため、LA-950V2の自動化を構築し、さまざまなサンプル要求に対応する拡張性を兼ね備えています。オートサンプラは、取り外し可能なサンプルカップを搭載した回転テーブル式のシステムです。スラリーサンプラは、サンプルを撹拌し測定のために適量を吸引し、撹拌と希釈を行います。このシステムは、15、30、60サンプル用コンテナに対応して60サンプルまで対応することができる、ロボットアームサンプリングシステムです。3種類のノズルがあり、サンプルサイズに合わせて選択することができます。(スクープノズル、細径ノズル、大径ノズル)

 

 


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