Industry
FPMモニタ CS-153
概要
CS-153は、半導体ウェットエッチングプロセスの厳しいニーズに対応するため開発された高精度な薬液濃度モニタです。酸化膜とともに金属不純物を除去するために使われるFPM溶液(HF/H2O2/H2O)の各成分濃度をリアルタイムで測定し、アラームで薬液交換や自動補給するタイミングを知らせます。これによりFPM溶液の濃度を許容範囲に保つとともに無駄な溶液交換をなくすことができます。
特長
- 約3秒という測定周期で300mmプロセスの濃度管理をサポート
約3秒という短い測定周期を実現。リアルタイムな濃度追随性を大幅に向上しました。マルチバスはもちろん、ワンバス方式の洗浄装置のきめ細やかな濃度管理をサポートします。 - コンパクト設計により洗浄装置の省スペース化に貢献
床面積従来比約2/3(*)のコンパクト化設計により洗浄装置の省スペース化に貢献。容易に洗浄装置へ組み込めます。
*当社製品CS-300シリーズとの比較 - 洗浄工程でのロット不良減少により歩溜まり向上
モニタ出力を用いてFPM溶液の補給制御を行うことにより、再現性の高い洗浄を実現。洗浄工程でのロット不良を減少させ、歩溜まり向上に貢献します。 - フルオート測定で、簡単管理を実現
ユーザはFPM溶液を導入するだけ。測定はフルオートなので、測定開始後の制御は一切不要です。また、参照スペクトル測定は空気を使用するため、ユーティリティとしての水は不要です。 - 万全の気泡対策により、連続測定が可能
脱泡機能を内蔵し、フローセル直前で気泡を分離するため、液を流した状態での連続測定が可能になりました。 - DC24Vを採用し、高い安全性を実現
電源は、低電圧DC24Vを採用し、感電に対する安全性と省電力を一段と向上させました。また漏水センサ内蔵により漏水発生時にFPM溶液供給遮断などの緊急対応を可能にしています。
価格
価格は仕様により異なりますので、別途お見積もりいたします。
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製造会社: HORIBA Advanced Techno
仕様
形式仕様 | CS-153 |
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測定対象 | FPM(フッ酸/過酸化水素水溶液) |
測定原理 | 吸収分光法 |
濃度算出原理 | 温度補償型多変量解析法 |
測定範囲 | フッ酸:0.00~10.00% |
再現精度 | フッ酸:±0.25% |
薬液条件 温度 | 20~30℃ |
薬液条件 | 20~60mL/min |
薬液条件 圧力 | 0.10~0.20MPa |
測定周期 | 最小で約3秒(薬液の置換時間・冷却時間は含みません) |
設置温度 | 20~25℃ |
操作パネル | 1)濃度測定値表示:フッ酸、過酸化水素、水 |
シリアル入力 | RS-232C |
パラレル入力 | DC12~30V(フォトカプラ絶縁) |
パラレル出力 | オープンコレクタ出力ON 時最大電流:5mA、OFF時最大電圧:30V |
アナログ出力 | 4~20mA(HF濃度、H2O2濃度の2出力) |
顧客準備品 | 1)計装エアー(エアー弁駆動用) |
電源 | DC24V±10%2A |
外形寸法 | 205(W)×329(D)×269(H) |
質量 | 約11kg |
取合配管寸法 | 導入用、排出用ともに外径3mm(内径2mm) |
配管継手 | 日本ピラースーパータイプ |
上記以外の仕様につきましては、ご相談ください。