ぶんせきコラム

お店の「はかり」が
正しく守られるには


突然ですが、「牛肉200グラムちょうだい」というと、お店の人がお肉を「はかり」にのせてはかってくれますよね。でも、「ホントに200グラム?」なんて心の中でつぶやいたこと、ありませんか?

けど大丈夫。
お店のはかりが正しいおもさを指すためのしくみ、「検定制度」というのがあって、買い物をする人が損をすることが ないようになっているのです。

はかりなど計量器の検定制度は、「計量法」という法律で定められています。

取引や証明のために計量を行うときには、検定に合格し て公差が小さいことを証明する「検定証印」が表示された計量器を用いなければならないことになっています。

また、品質管理の方法が基準に適合しているメーカの計量器につい ては「基準適合証印」が表示されていて、これも取引や証明に用いることができます。

これらの、検定を行う機関や基準適合証印のある計量器を製造するメーカは、通商産業省が指定することになっていて、それぞれ「指定検定機関」、「指定製造事業者」と呼ばれています。

「検定制度」はおもさをはかる「はかり」だけでなく、タクシーの メータや、自動車の車検を受けるときに自動車整備工場で使う計量器など、私たちの生活に密着したさまざまな計量が対象となってい ます。また、ちょっとなじみが薄いかもしれませんが、

大気汚染防止のために設置されている、工場排ガス監視用の「ガス濃度計」なんかも対象なのです。止のために設置されている、工場排ガス監視用の「ガス濃度計」なんかも対象なのです。

計量が公正に行われるための「検定制度」。このおかげで、お肉も安心して買うことができますし、環境を守るための計量も正確に行われるというわけだったのですね。

こんどお肉屋さんへ行ったら、さっそく「はかり」をチェックしてみなくちゃ!


日本品質保証機構

※検定を行っている指定検定機関のひとつです。