私たちHORIBAグループは、世界に約50のグループ会社を持ち、グローバルに分析・計測システムを提供するリーディング・カンパニーです。
私たちのビジネスは、自動車計測、環境・プロセス計測、医用計測、半導体計測、科学計測の市場に展開しています。とりわけ自動車・煙道排ガス測定、大気汚染、水質汚濁モニタリング、諸産業の品質管理、臨床診断において世界市場で強みを発揮し、ここ数年、飛躍的な成長をとげることができました。私たちの分析・計測事業が世界中の環境保全、安全や健康、さらにはエネルギー問題の改善に貢献できる喜びと誇りを日々感じます。この誇りが原動力となり私たちは競争力のある製品を提供することができると考えています。
HORIBAの社是は「おもしろおかしく」です。人生の最も活動的な時期を費やす仕事にプライドとチャレンジ・マインドを持ち、エキサイティングに取り組むことによって人生の満足度を高め、よりおもしろおかしく過ごしたいというおもいを私たちは社是に込め、創業当時からのスピリットとして継承してきました。世界で約8,000名の「ホリバリアン」(私たちは、HORIBAグループの全従業員を同じファミリーであると考え、このように呼んでいます)が、おもしろおかしく」のフィロソフィーをよく理解し、日々実践していることが私たちの成長の源泉です。
2014年に発足した「HORIBAステンドグラス・プロジェクト」では、色鮮やかに輝くステンドグラスのように、「多様な個性・才能が輝き、新たな価値を創造し続けることで強いHORIBAを実現すること」をミッションに、働き方改革を含め、経営の土壌としての人財の多様性をさらに豊かにするための活動を進めています。この活動も継続することで、持続成長を牽引すると期待しています。
2015年に策定された、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)では、様々な社会課題が挙げられていますが、その多くの社会課題の解決は、「はかる」ことから始まると考えています。
昨今、HORIBAはお客様から「サプライヤー」ではなく、「パートナー」だと言っていただけるようになりました。私たちは自動車のエンジン排ガス測定装置や、工場からの排水モニタリング装置など、様々な分析・計測技術を駆使して、社会課題解決の一助となる製品を提供しています。つまり、お客様の真のパートナーとして質の高い「はかる」技術を提供していくことそのものが、社会への貢献になると考えています。事業成長を通じてどのように社会に活力をもたらすことができるかを常に考え、行動することで、社会的責任を果たしてまいります。
株式会社堀場製作所
代表取締役会長兼グループCEO
堀場 厚