HORIBAにおける健康経営の推進目的、体制、施策実行などの内容をまとめています。
本社地区の統合健康診断において、婦人科検診の自己負担をなくす、事業所内健診時にマンモグラフィー検診バスを設置するなどの取り組みを行っています。また、本社以外の拠点の従業員も含め、統合健康診断に替えての人間ドック会社補助の全国一律化、指定健診会場の増加、社内産業保健スタッフによる健康診断結果を活用した保健指導などを実施し、健康診断の内容充実をはかっています。
職長・新入社員・各拠点に応じたメンタルヘルス教育、従業員向けのストレスチェック(法制化前の2013年から開始)、社内専属カウンセラー(臨床心理士、公認心理師)よるカウンセリング、EAP(Employee Assistance Program(従業員支援プログラム)活用推進などにより、HORIBAグループ従業員のこころの健康を積極的にサポートしています。
国内HORIBAグループ従業員、契約社員、パートタイマーなどに実施した定期健康診断、人間ドック、ストレスチェックテストの結果や問診票などから、数字をまとめています。
生活習慣の見直しと改善のきっかけづくりを目的として、2011年から「ヘルスアップチャレンジ」を実施しています。毎年3~5ヵ月の期間を設定し、運動の習慣化、禁煙など参加者自身がテーマを設定する活動や、期間中の歩数をランキング形式で競う「歩KING(あるきんぐ)決定戦!」により、従業員一人ひとりが楽しく主体的に参加できる仕組みを取り入れています。従業員への刺激となるよう全役員が参加するなど、多くの参加を促す工夫をしています。
食生活改善に向けた活動の一環として、2008年から、福利厚生担当、食堂業者(管理栄養士含む)、健康管理室などが連携して「給食委員会」を立ち上げ、食を通じた健康管理・増進活動に取り組んでいます。社員食堂ではカロリーを抑えたメニューの提供、従業員向けの栄養指導や食事指導、また地元の大学と連携し、食堂利用者の健康情報の解析等を行っています。さらに、野菜摂取量を増やすため、地産地消を推進し、京都や滋賀など各拠点において地元産の野菜を多く利用しています。
2012年、滋賀県高島市に自社農場「HORIBA Blueberry Farm “Joy & Fun”」 を開園しました。2.1haの農地ではブルーベリーや季節野菜、オーガニックコットンなどを栽培しており、ここで収穫した野菜や果物は社員食堂や研修所での利用のほか、ジャムやジュースなどに加工して当社独自のお土産物として活用しています。また、季節ごとに従業員と家族を招いた苗植えや収穫祭などのイベントを開催し、土に触れることで子どもたちへの五感教育や、イベントを通じた心身のリフレッシュとコミュニケーションの創出につなげています。