「JIS K 0102 工場排水試験法の改正」に伴う溶存酸素計測定値の取扱いについて

2016年12月 8日


工場排水試験法JIS K 0102 が2016 年3月22日改正され、溶存酸素(DO)の飽和濃度が変更されました。JIS の附属書では、改正前後で「最大で3%の誤差が生じる場合がある」との記載があります。溶存酸素測定の目的によっては、弊社溶存酸素計で測定した値の読み替えが必要になります。飽和溶存酸素濃度のJIS 改正に伴う測定値の取扱いについて、下記のとおりご案内させて頂きます。

1.背景
溶存酸素の測定に関連するJISは以下の3種類があります。

  • JIS K 0101: 1998 工業用水試験法
  • JIS K 0102: 2016 工場排水試験法 (2016年3月22日改正)
  • JIS K 0803: 1995 溶存酸素自動計測器

いずれのJISでも従来は同一の飽和溶存酸素量の表が記載されておりましたが、JIS K 0102: 2013についてはISO 17289: 2014(水質-溶存酸素の定量-光学センサ法)の値を反映しておりますISO 5814: 2012に整合したものに改正されました。JIS K 0102: 2016に改定にともない、飽和溶存酸素量の表がISOに整合することで、従来から最大で3%ほど差が生じることになります。一方でJIS K 0101: 1998とJIS K 0803: 1995については従来から改正されておりません。
 

2.溶存酸素計測定値の取扱いについて
弊社の下記の溶存酸素計は従来の飽和溶存酸素量にて表示しております。
JIS K 0102: 2016に従った管理が必要な場合はこれまでのデータと最大で3%ほど差が生じることになります。現在販売中の以下の溶存酸素計につきましては、改定前後の飽和溶存酸素表を選択できるものを提供できるように予定しておりますが、既にご使用中の溶存酸素計で運用されておられますお客様につきましては、添付させて頂きます換算表にて必要に応じて適宜補正をお願いします。
 
 
<弊社溶存酸素計>

  • 現場型工業用水質計 HD-200 / HD-200FL / HD-300
  • パネルマウントタイプ水質計測器 HD-480

<換算表>
これまでの規格に準拠した溶存酸素計を用いて測定した値を、改訂された規格に対応した数値に変換するための手順と換算表については、以下よりご確認をお願いいたします。

換算表PDFダウンロード

以上