サービス機能を分社独立

|   ニュースリリース

当社は、国内で新たなマーケットとしての需要増を見込む、製品のメンテナンスサービス部門の強化を狙いとして、当社および子会社の「株式会社 コス」にあるメンテナンスサービス部門を分離統合し、新たに、国内5番目の子会社「株式会社堀場テクノサービス」として、本年7月1日から業務を開始します。対象製品をグループ会社に拡大した後、顧客の研究室やプロセスラインを一括したメンテナンスのシステム受注ができる、完全独立のメンテナンス専門会社への成長を目指します。


計測機器業界においても、従来の製品供給という販売面だけでなく、アフターサービスを含むメンテナンスの市場が拡大しつつあります。つまり、ハード(製品)と同じくらいソフト(メンテナンス)の重要性・市場性が高くなってきています。

現在、当社製品のメンテナンスサービスは、カスタマーサービスセンターと、環境計測機器を主力とする当社子会社の株式会社 コスのサービス部門の2部門が担当しています。市場拡大が予想されるメンテナンス事業を強化するためこの2つを統合し、独立子会社「株式会社 堀場テクノサービス」を立ちあげることとしました。

当初は、当社製品を対象に業務を開始し、順次グループ全企業の製品に拡大します。また、部品補用品類の販売も順次拡大していき、アフターのみならずビフォアーも含めたサービス機能の強化をはかり、将来的にはシステム受注に対応できるサービスメンテナンス専門会社への成長を目指します。


 

  • 株式会社 堀場テクノサービス 概要
     
    • 業務開始:7月1日(備考:登記上の設立日は3月21日)
    • 事業内容:計測機器およびシステムのメンテナンス/部品の販売供給/据付工事
    • 資本金:2.5億円(当社全額出資)
    • 社 長:土肥 守
    • 所在地:当社本社内(TEL:075-313-8125/FAX:075-321-5647)
    • 拠 点:国内21カ所(従来のサービス拠点を踏襲)
    • 役 員:代表取締役 土肥 守
          取締役 伊藤 伍吉
          同上 石田 耕三(当社専務取締役)
          同上 峰野 幸弘(当社執行役員)
          監査役 橘川 温(当社経理部長)
    • 社員数:250名
    • 売上計画:初年度 30億円(注:初年度は半年決算) 次年度 65億円)



参考資料

当社グループの国内子会社は、マスフローコントローラを主力製品とし半導体分野の「エステック」、ジョバンイボン社製品を柱とする販売会社でエステック同様に半導体分野の「愛宕物産」、ソフトハウスから発展しトラックの運行管理システムを扱う物流分野の「エス・ジーインスツルメンツ」および、農業集落排水の水質監視システムなど環境計測機器を主力に扱う「コス」の4社があり、このほど立ちあげるメンテナンスサービス専門会社「堀場テクノサービス」は5社目にあたります。


得意分野を持った子会社それぞれが、"専門企業"として確実にマーケットインしトップシェアを狙い、これらを包括するかたちで、グループ企業を結ぶ社内ITネットワークで情報共有・支援を行うという、"戦略子会社群"が擁立した国内子会社体制の構築を目指します。