鉄鋼産業
高炉から圧延まですべての製造プロセスで貢献できる分析計とアプリケーション
製鉄所内では、成型後のスラブ(鉄の板)を磁気式クレーン(リフティングマグネット)で運搬します。スラブの温度が高いと磁気式クレーンの磁力が弱まるため、スラブを適切な温度まで減温した後に運搬します。しかし、減温が不十分な場合、磁気式クレーンの故障や運搬中の落下事故につながる可能性があり、とても危険です。
そのため、運搬前にスラブの表面温度を計測する必要がありますが、計測ユニットがなかったり、手持ちの温度計で測る際には、そばに行って確認しなければならず、手間と時間がかかってしまいます。
磁気式クレーン用 温度モニターとは ① 放射温度計IT-480F ② 計測ユニット ③ 表示器 をシステム化したものです。
最終製品のコイルの温度が高いと、ストッパーゴムが溶けてコイルに付着します。
これを防止するためには、コイルの表面温度を計測して確認する必要があります。
HORIBAはIT-480シリーズを自動計測用に、IT-545シリーズを手動計測用に取り揃えています。
放射温度計 IT-545シリーズ
放射温度計