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拡散性水素と全量水素の定量
水素脆化の要因となる拡散性水素について、昇温機能を用いることで拡散性水素だけを分けて定量した事例を紹介します。
溶接金属部の結晶格子内を自由に移動できる原子状態の水素を拡散性水素と呼びますが、拡散性水素と材料の水素脆化には関連が大きいため、拡散性水素の分析が注目されています。拡散性水素の分析には、昇温脱離法による分析手法がJIS規格で定められていますが、測定に時間を要し、材料中に含まれる水素の全量分析が行うことができません。本アプリケーションでは、拡散性水素と全量水素を昇温機能を用いて分けて定量した事例を紹介します。
酸素・窒素・水素分析装置(ハイエンドモデル)
酸素・窒素・水素分析装置