ぶんせきコラム

第5次
水質総量規制への答え


東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の閉鎖性海域を富栄養化からまもるため、昨年から実施された第5次水質総量規制では、比較的小規模な排水施設でも水質分析を行うことが定められています。このようなニーズにこたえる分析装置はあるのでしょうか。
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ごく身近な施設も規制の対象に
水質総量規制は環境問題に対する関心の高まりともに、これまで強化されてきました。とくに平成13年に法制化され、目標年度を平成16年度とする第5次水質総量規制では、1日400m3(立方メートル)以上の排水があれば、窒素、りんを毎日分析することが義務づけられています。

400m3といえば児童用プールほどの容量で、クアハウスや病院、ゴルフ場などの事業所もその対象となる可能性があります。しかし、これまでの測定装置は、河川の測定や大規模排水施設をターゲットに開発されていました。そのため、測定が難しかったり、メンテナンスコストがかさむことから、民間企業や排水量の少ない施設ではあつかいにくいという現実がありました。

小型化とメンテナンスコストをおさえた分析装置
では、第5次水質総量規制によってあらたに生まれた、小・中規模排水施設へのニーズに対応する窒素・りん分析装置とはどんなものなのでしょうか。

HORIBAの水質総量規制サイトでは、水質総量規制が必要な背景やこれまでの規制のあゆみ、対象水域などを紹介するほか、第5次水質総量規制でくわわった、比較的小規模な排水施設での窒素・りん分析への答えをビデオでわかりやすく解説しています。ぜひアクセスしてください。


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「水質測定をささえる『紫外線酸化分解法』」