C05-LT

固体高分子形 燃料電池評価装置

高温(~130℃)対応PEFCセル小型評価装置

「C05-LT」は、固体高分子形燃料電池(PEFC)の研究開発に最適な精度と再現性を兼ね備えたコンパクトかつ多機能なオールインワン設計の装置です。評価対象は燃料電池セル(~100W)です。材料評価、触媒や電解質膜の開発などに活用できます。本装置は、ガス温度を最大130℃まで制御可能であり、流量、温度、圧力を高い応答性で広範囲かつ高精度に制御が可能です。

自動試験が可能で、緊急時のパージなどの安全機構を組み込んだ設計になっています。さらに、直感的な操作が可能なソフトウェア「HORIBA TestWork」が研究効率の向上に貢献します。また、HORIBAのCO2ガス分析計との組み合わせによる触媒層の劣化度合を評価する計測アプリケーションの提案など幅広いご要望にお応えいたします。

燃料電池 触媒層の劣化計測ソリューション | 燃料電池車評価 - HORIBA

※HORIBA TestWork:HORIBAの独自のソフトウェア。テストシーケンス作成、データ収集、解析、およびレポート作成が一元化されているため、お客様の業務の効率化に貢献します。

 

C05-LT 特長

  • ガス温度制御:最大130℃の高温条件下での発電評価が可能です。
  • 露点制御:露点を制御し、加湿条件が発電性能に与える影響を評価することができます。
  • 耐久試験:燃料電池の長期運転状態を模擬し、劣化メカニズムの解明に貢献します。
  • 性能試験:さまざまな条件下(温度、湿度、ガス流量、圧力)にて発電性能を評価することができます。
  • 自動試験:ユーザーがテストプログラムとシーケンスを作成でき、自動試験を実施することが可能です。
  • 電気化学特性評価(オプション):CV(サイクリックボルタンメトリー)やEIS(電気化学インピーダンス分光法)により燃料電池の電気化学特性を解析することができます。
  • 安全機能:アラーム機能、緊急停止(自動・手動)、窒素ガスパージ、対流防止用ファン内蔵、水素検知器との接続

ソフトウェアの紹介

HORIBA TestWork は、テストシーケンス作成、データ収集、解析、およびレポート作成が一元化することで、お客様の業務効率化をサポートします。

  • テストシーケンス作成やグラフ表示を通じて、簡単に操作ができます。
  • 複雑なテストシーケンスとテストプログラムの自動実行が可能です。
    • ユーザーごとに操作設定権限を付与することが可能です。

C05-LT仕様
電子負荷0~6 V、0~100 A、最大100 W
外形寸法 (CYV※3なし)570 (幅) x 570 (奥行) x 845 (高さ) mm
外形寸法 (CYVあり)570 (幅) x 570 (奥行) x 1083 (高さ) mm
重量 (CYVなし)約100 kg
アノードガス流量0.02~2 Nl/min
カソードガス流量0.05~5 Nl/min
ガス流量精度±0.1% FS
露点制御範囲室温~90℃
露点制御精度±0.5℃
ガス温度範囲室温~130℃
ガス温度制御精度±1°C
背圧制御範囲手動もしくは自動※4 110~340 kPa (G) 

※3 CYV サイクリックボルタンメトリー ※4 自動の場合はオプションとなります。

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