CysC(シスタチンC)測定

腎障害の重症度を確認し、適した治療へ

CysC(シスタチンC)とは

CysCは全身の有核細胞から産生される蛋白です。腎糸球体で濾過された後、近位尿細管で再吸収・分解されます。糸球体濾過量(GFR)の低下に伴い血清CysC濃度は上昇するため、腎機能の指標となります。筋肉量の影響がほとんどないため、血清クレアチニンに比べて性差・加齢の影響が少なく、また、軽度の腎機能低下においては、血清クレアチニンより鋭敏な指標とされています。

キーポイント

  • 測定値は筋肉量の影響を受けにくいです。
  • eGFRはCKD重症度分類を確認するために重要な指標です1)
  • クレアチニンブラインド領域においても、軽度の腎障害を検出できます2)

Yumizen M100 Banalystの特長

  • 測定時に性別、年齢を入力することでeGFRを自動算出
  • 全血わずか6μLで測定可能
  • 測定時間は約8分
  • 測定範囲は0.20~8.00mg/L

関連情報

参考文献

1)日本腎臓学会.エビデンスに基づくCKD 診療ガイドライン2018.東京医学社.2018
2)平田純生,他.患者腎機能の正確な評価の理論と実践.日本腎臓病薬物療法学会誌 2016, 5:3~18

お問い合わせ

* 項目は必ずご記入ください。

HORIBAグループ企業情報