大阪府
神経内科専門医・内科認定医・認知症サポート医
使用機器:自動血球計数CRP測定装置 LC-767CRP
測定項目:CBC、CRP
1日の患者数は平均で80人くらいです。インフルエンザの流行があり、冬場の方が夏場より患者さんが多いです。
平均すると1日に5検体くらいですが、多い日は10検体です。
炎症反応と貧血を、その場で検査することができるようになり、診療に役立っています。
発熱が続く場合に検査します。往診の患者様が20名ほどいらっしゃいますが、発熱していた場合に検査します。火曜日と金曜日の午前診と午後診の間の休み時間に、往診しています。医学的に検査が必要と判断した場合に検査していますが、患者さんからのリクエストで検査することもあります。
83歳の認知症患者様で、熱は37度と軽微でしたが、せん妄が見られるので、検査をしたところCRPとWBCがかなり高値を示しました。以前から尿路感染症を繰り返しており、検査の結果、すぐに尿路感染症と診断する事ができたので、抗菌薬を点滴して、外来で治療することができました。認知症患者の場合には、入院するとADL(日常生活動作)が低下することが多いのですが、今回ADLの低下を回避する事ができました。認知症患者の場合には、問診ができない場合がありますので、検査がその代わりを果たしてくれます。
検査装置は、パナソニックの電子カルテに接続していますので、電子カルテの端末を見ながら、検査説明をしています。
小児の場合には、指先から採血しています。成人の場合には、血算用の真空採血管で採血しています。
重症と判断した場合には近くの区内の救急病院を紹介しています。同病院の先生とは、医師会の病診連携の会などを通じて、コミュニケーションしています。
患者様の話を良く聞くようにして、丁寧な診察を心掛けています。
在宅医療に力を入れたいと考えていますが、外来診療もあるので、バランスが重要です。今回の改訂では、在宅患者様の診療報酬はプラスになる症例と、疾患によってはマイナスになる場合もあります。紹介状なしに大規模病院を受診する場合には、5000円の定額負担が必要となりますので、初診におけるかかりつけ医の役割は大きくなると感じています。最近の患者様は検査結果に基づいた診療を求める傾向がありますので、院内での検査は必要性が益々増してくると考えています。
【CBC】:(全血検査)赤血球・白血球・血小板等の血液中の細胞の数や濃度を検査。全身の容態を把握することができる。 | 【CRP】:(C反応性蛋白)体内で炎症がおこっている時に、血液中に増加するたんぱく質。感染症等の目安になる。 |
施設名 | 葛本医院 |
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診察科目 | 内科・神経内科・小児科 |
住所 | 大阪府大阪市東住吉区北田辺4丁目11-21 |
電話 | 06-6719-0929 |
ウェブサイト | https://kuzumoto.com/ |