2026年8月10日
中長期経営計画「MLMAP2028」説明会資料・音声配信 ⬇
経営資源の最適配分を通じ、持続的成長と企業価値向上を実現する。
売上高、利益、ROEを上方修正 (売上高 4,600億円、営業利益 900億円、当期利益620億円 ROE 14%)
当社グループは、2028年を目標年度とする中長期経営計画「MLMAP2028」を2026年8月に更新しました。「MAXIMIZE VALUE※2」のスローガンのもと、以下3つの戦略を実行し、ビジョン「Joy and Fun for All おもしろおかしくをあらゆる生命へ」の実現をめざします。
当社グループは、強みである分析・計測・制御技術を通じて、顧客の現場の課題を解決し、事業成長とともに社会・環境・人類の持続的な成長に貢献することが存在意義であると考えています。「先端材料・半導体」「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」という3つの注力分野に重点を定め、それぞれの産業をリードする顧客とつながり、共に課題解決を実現することで競争優位性を高め、企業価値向上を実現してまいりました。
そのような中、2024年2月 の「MLMAP2028」の発表以降、新規ビジネスとして注力領域であった水素を中心とした新エネルギー関連の投資動向に大きな変化が起こりました。モビリティ分野においても、電気自動車開発への集中から、ハイブリッド車を中心とした内燃機関を有する自動車開発への回帰が起こっています。半導体分野においては、AI需要を背景とするデータセンターへの投資などが益々加速しています。このような環境変化に対して、当社グループとしても柔軟かつ迅速に対応すべく、中間地点を迎えたMLMAP2028の更新を決定しました。
HORIBAの事業ポートフォリオの考え方
技術活用と市場成長の両視点から、将来の「成長性」と資本コストを意識した「経済的付加価値」 の2つの視点で当社グループのポートフォリオを捉えています。この両視点で機会と課題を分析し、 果断且つ規律をもった投資判断を行います。また、今後の事業環境変化に対しても機動的に資源配分と事業戦略の見直しを行います。事業化までに時間を要する次世代の成長を期待する領域については、技術と事業の成熟度を評価基準として長期目線で投資の判断をしますが、収益基盤となる領域は 資本コストを上回るリターンを求めます。経済的付加価値の評価においては、2017年に導入しているHORIBA Premium Value※6を活用することにより、資本コストを意識した経営を引き続き推進します。特に、価値再構築が必要な領域については、固定費の最適化による収益力の強化などの構造改革を断行し、次世代を担う事業や、収益基盤となる事業への変革を進めます。
2027年より、利益連動の配当比率を40%に引き上げ、「配当性向を、連結純利益の40%を目途 としつつ、投資機会と資金状況等を総合的に勘案し、特別配当や自己株式の取得を機動的に実施する」に変更します。中長期視点での規律ある財務戦略を通じ、財務健全性と株主還元の強化を行いつつ、高付加価値ビジネスの育成を実現します。
取締役会の監督機能をより強化し、更新するMLMAP2028で掲げる成長戦略と構造改革による収益力の向上を加速させることを目的とし、社外取締役比率を過半数とした監査等委員会設置会社への移行を検討します。(2027年3月定時株主総会で承認可決されることを目的として検討)
新しい社会に欠かせない次の3つの注力分野において、当社グループがグローバルに培ってきたコア技術、生産能力、顧客ネットワーク、サービス能力を有機的に組み合わせ、独自のソリューションを創出し、社会課題の解決に貢献します。
事業戦略を推進するにあたり、各ファンクションでのグローバル経営基盤の強化が不可欠です。それぞれ以下の施策を行い、グローバルレベルでの最適化を実現します。
| 開発 | 技術と人財を有機的に結びつけ、ほんまもんの技術を磨く |
| サービス | 高品質なサービスと分析ソリューションで独自のサービスモデルを確立する |
| 生産 | 持続可能なバリューチェーンにより安定的に高品質な製品を提供する |
| ディストリ ビューション | 顧客価値に繋がるソリューションの拡充・流通チャネルの構築を実現する |
| ビジョン | ホリバリアン一人ひとりが「おもしろおかしく」の実践によりその力を発揮し、「ほんまもん」を追求する舞台をグループ全体で創りあげる |
|---|---|
| 2028年 非財務目標 | 全ホリバリアンによるバリュー※9の実践 「ほんまもん」の価値の創出 |
| 当社グループが社会価値を創出するためには、多様なホリバリアンがそれぞれの個性、強み、能力を発揮し、HORIBAのバリューを実践していくことが不可欠であると考えます。その実現に向け、人財が持つ力を最大限に発揮し、「ほんまもん」を追求する「舞台」をグローバルに創りあげます。 |
| ビジョン | HORIBA独自の手法で、持続可能な社会実現に貢献する |
|---|---|
| 2028年 非財務目標 | 2050年カーボンニュートラル 2033年CO2排出量42%削減 (2023年比、Scope 1, 2) |
| 当社グループの使命は、独自性の高い製品とソリューションの提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献することです。また、当社グループを含むサプライチェーン全体での対応強化と社会貢献活動の促進に、グローバルレベルで取り組みます。 |
蝶は姿を変え成長し、羽で空気の流れを感じ、舞う。
HORIBAは、社会の変化を機敏にとらえ、提供する価値を最大化し、
よりよい未来の実現に向けて飛翔します。
〈説明会資料・音声配信〉
〈用語説明〉
| ※1 | MLMAP (Mid-Long Term Management Plan):当社グループでは中長期経営計画を「MLMAP」として社内浸透させています。 |
| ※2 | MAXIMIZE VALUE:「HORIBAグループのあらゆるVALUE(価値)を最大限に発揮する」ことを表現する「MLMAP2028」のスローガン。「VALUE(価値)」には「ホリバリアンの『価値』」、「社会『価値』」、「顧客提供『価値』」、「技術『価値』」の意味を込めています。 |
| ※3 | ホリバリアン:当社グループで働くすべての人を同じファミリーであると考え、ホリバリアンと呼んでいます。 |
| ※4 | 人財:当社グループでは、従業員を大切な財産と考えて「人財」と表現しています。 |
| ※5 | ほんまもん:「ほんもの」から派生した、京都で使われている言葉。当社グループでは、「心をこめてより良いものを追い求めつづけた先に生まれる、唯一無二の価値」を表しています。「ほんまもん」を追い求めるひと、そのひとの行動や努力、その結果として生まれることやもののすべてが「ほんまもん」であり、それらは「ほんもの」を越えて人の心を揺さぶる存在になっていきます。 |
| ※6 | HORIBA Premium Value:前回の中長期経営計画「MLMAP2023」で導入された、資本効率の最大化を実現するための当社グループ独自の経営指標です。 |
| ※7 | ウーブンバリューチェーン:当社グループでは、半導体製造プロセスを横糸、その工程ごとに存在する関連材料市場を縦糸とし、複合化したバリューチェーン全体を織物(ウーブン)に例えて「ウーブンバリューチェーン」と表現しています。。 |
| ※8 | POCT (Point of Care Testing):診察室等「患者に近い場所」で行われる検査の総称 |
| ※9 | バリュー:我々ホリバリアンを突き動かし、独自性あふれるソリューションを生み出しつづけるための道しるべとして、「チャレンジ精神」、「誠実と信頼」、「卓越の追求」をかかげています。 |