血液

赤い潮流・・・・・・血液

血液は、液体成分である血漿と血球成分で構成されています。

血液とは?

生命は海の中で誕生しました。人間は陸上で生活をしていますが、海水と非常によく似た構成の体液(体内にある液体)を持っており、体液の中の一つが血液です。血液は体重の約13分の1であり、血管内を絶えず流れていて、生命に欠くことのできない働きを持っています。

血液はなぜ赤い?

血液の中の細胞を見ると、赤血球がほとんどの部分を占めています。血液自体が赤いわけでなく、赤血球が赤いため、血液が赤く見えます。また、白血球は、数は少ないですが、いろいろな種類のものがあり、その働きにも違いがあります。血小板は小さな粒子として存在し、その数は赤血球より少ないですが、白血球よりも多く存在します。

血液の検査とは

血液は体の隅々まで絶えず循環しています。成分はほぼ一定に保たれているのですが、炎症が起きると白血球数が増えたり、CRP値(蛋白質の一種で代表的な炎症マーカー)が高くなったりします。また、赤血球数が減少すると貧血になります。血液検査は、病気を特定できるものではありませんが、スクリーニング(ふるい分け、正常値か異常値か)として用いられる基本的でかつ重要な検査の一つです。

血液成分の基準値 ※JCCLS共用基準範囲を基に改変

項目基準範囲
CRP C反応性蛋白0.2 mg/dL以下
WBC 白血球3,300~8,660個/µL
RBC 赤血球386万~555万個/µL
PLT 血小板15.8万~34.8万個/µL

 

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