血液・腫瘍内科クリニックでの運用事例

兵庫県

赤坂クリニック

院長 赤坂 浩司先生

使用機器:自動血球計数装置CRP測定装置 
測定項目:CBC、DIFF、CRP

当クリニックは血液内科・腫瘍内科を標榜しております。血液内科・腫瘍内科は白血病や貧血、がんなどを専門とする診療科目です。自動血球計数装置にて、約5分で貧血や炎症、感染症の検査が 行え、必要時にはクリニックで輸血治療も可能です。

1日に何人くらい診察されますか?


院内診療以外に訪問診療をしており、外来診療が20人、訪問診療も20人程度です。

1日の測定数はどれくらいですか?また、白血球5分類とCRPを同時測定する検体数はどれくらいですか?


血液検査をしている患者さんは、外来患者15人、訪問患者15人程度です。その中でCRPを同時測定するのは約半数の15人ぐらいです。

白血球5分類とCRPを同時測定できる装置を選ばれた理由を教えてください。


血液疾患の患者さんが多いので、好中球数は常に気をつけています。骨髄異形成症候群(MDS)の患者さんに対してはMON%、LIC(大型幼若球)%が大変役に立ちます。(MDS症例では、好中球の脱顆粒が起こり、Yumizen H630CRPの白血球分類でMON%が増えます。また、幼若球の存在を示すLIC%が高くなります。)

白血球5分類とCRPを同時に測定できて、診察に有用だった事例があれば教えてください。


来院された患者さんに発熱がみられる時、その原因が感染症によるものか、腫瘍熱によるものかを 白血球(白血球分類)とCRP値を確認することで、診断の参考になると考えます。


一般的な内科診療はもちろん、特に血液・腫瘍内科の診療をしています。また、院内だけでなく在宅医療支援として、ご家庭でも検査・点滴・輸血などをしています。血液の専門家だからこそできる治療を提供しています。


装置を購入して良かった点を教えてください。


採血データを気にされている外来の患者さんにすぐにデータを知らせることができ、その場で対応できています。

測定結果はどのように報告されていますか?


装置に直接インクジェットプリンタを接続できるので、カラープリントでの結果をそのままお渡ししています。結果を気にされている患者さんにその場で渡せます。

先生のモットーは何ですか?


当クリニックは神戸市にありますが、兵庫県のどこに住まわれている血液疾患の患者さんも平等に医療サービスを受けられるように心がけています。例えば兵庫県北部の患者さんも都市部と同じ医療が受けられるようにしたいと考え、日々診療にあたっています。

【CBC】:(全血検査)赤血球・白血球・血小板等の血液中の有形成分の数と形態を検査。全身の容態を把握することができる。【CRP】:(C反応性蛋白)体内で炎症がおこっている時に、血液中に増加するタンパク質。感染症等の目安になる。

施設インフォメーション

施設名赤坂クリニック
診察科目内科、血液・腫瘍内科(在宅療養支援診療所)
住所神戸市灘区山田町3-5-15
六甲アトリエハウス1階
電話078-842-3303
ウェブサイトhttps://akasakaclinic.com/introduction

使用機器

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