自動運転/ADASの台上評価

実路評価環境を、バーチャル環境、あるいはリアルとバーチャルを融合した環境で台上に再現し、自動運転/ADASを安全に・安定して評価できる、自動運転/ADASを知り尽くしたHORIBAならではの評価システムをご紹介します。

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目次

自動運転/ADAS評価の課題

自動運転/ADAS 安全担保上の課題

自動運転/ADASの安全を担保するには、リアルワールドで起きうる事象での検証が必要です。外界認識センサの性能は実際の複雑な交通、道路環境だけでなく、不特定な雨、霧、逆光、影などの天候に起因する環境の影響を受けます。自動運転/ADASではその作動範囲を定義する必要があり、センサ性能を含め性能限界を見極めることが必要です。

HORIBAのソリューション

実ターゲットシミュレータ・環境再現システムによる台上でのセンサ評価

センシング性能はターゲットの形状、色、動きのほかに雨、霧、太陽光、対向車のヘッドライト、ぬれた路面の反射、うつりこみなどの環境の影響も受け、それらはセンサの限界性能に影響します。

このようなセンシング課題を実験室内で再現するには、疑似信号によるシミュレータでは限界があります。また、バーチャル環境でも、さまざまな交通環境における正確な評価ができないのが現状です。本ソリューションは、より実環境に近いセンシング環境を再現するために、疑似信号ではなく、実際のターゲットを用いることでリアルに近い試験環境を提供することを目的にしています。

●実ターゲットシミュレータ
実物のダミーターゲットを用い、ターゲットを被験車両との相対速で制御することで、より実環境に近い状態で実路走行データに基づいたテストシナリオにおけるシステム適合ができます。

●環境再現システム
降雨装置や霧発生装置、逆光発生装置といった環境再現装置と組み合わせることで、多様なシナリオでの評価ができます。

●白線シミュレータ
白線シミュレーション装置によるレーンチェンジや分合流も再現できます。(特許出願済)

事例:降雨環境下のセンシング検証(交通安全環境研究所 様)

実際の降雨環境を再現し、想定される範囲を網羅した、効率的な降雨環境下のセンサ評価を実現する設備の事例についてご紹介しています。本設備を用いた評価の様子などもご覧いただけます。

事例:降雨環境下のセンシング検証(交通安全環境研究所 様)

バーチャル環境を活用した試験室内でのセンサ評価

実路走行データに基づき、高い精度で実環境を台上で再現し、課題となるシーンを台上での評価を可能とします。

●自社開発LiDARセンサシミュレータを用いた試験
LiDARセンサは自動運転に欠かせないセンサとして実用化が始まっていますが、そのシミュレータはまだ実用化されていません。
HORIBAはいち早くその開発に着手し、LiDARシミュレータを開発、LiDARを含む台上総合環境システムを実現しました。

●HD MAP、GPS、シミュレータを組み合わせたバーチャル評価環境
HD MAPやV2Xの情報をシャシダイナモメータ上でシミュレーションし、協調システムの台上評価を実施します。(特許出願済)

●法規制を先取り
AD/ADAS関連の法規制を先取りし、自動運転機能の認可に向けた今後の要求にお応えする試験ソリューションの提供を目指します。

コネクテッド/自動運転

事例:AD/ADASセンサ評価のための実環境(降雨)シミュレーション装置(交通安全環境研究所 様)

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