ACC台上試験設備

従来は公道・テストコースで実施されるACC*評価試験を、試験室内で実施できる設備です。繰り返し再現性の向上、試験の省力化を実現し、ACC開発の効率化をサポートします。
(*ACC:Adaptive Cruise Control)

本ソリューションの詳細や実際の試験の様子を動画でご覧いただけます。

ADAS試験台上化におけるHORIBAの取組(3分22秒)

本動画には音声がございません

目次

ACCとは

ACC:アダプティブ・クルーズ・コントロール(Adaptive Cruise Control)は、先行車に追従して走行する、ADAS(先進運転支援システム)の代表的な機能の一つです。 あらかじめ設定した車速内で、先行車との車間距離を維持しながら追従走行を支援する機能です。

公道・テストコースでのACC評価試験とその課題

ACCをはじめとするADASの開発・商品化に向けて、公道やテストコースでの機能・性能検証は欠かせません。

しかし、公道・テストコースでの試験では、

  • 走行環境/交通流/車両操作を一定に保つことは難しく、試験の繰り返し再現が困難
  • 長い登坂/降坂の試験路の確保が困難
  • 複数の車両/ドライバーが必要で、コスト/工数がかかる
  • 場所の確保に手間がかかる

 

といった課題があります。

公道・テストコースでのACC評価試験

試験室内でのACC評価試験

ACC台上試験設備の特長

HORIBAは、繰り返し再現性を確保するとともに、試験の省力化を実現する、ACC台上試験設備を提案します。本設備は先行車不要、かつACC操作を自動化することで、より効率的な試験を実現します。また、任意の勾配負荷を再現できるため、試験路を選定する工数を削減します。既存設備への機能のアドオンも可能です。※特許出願済

試験室内でのACC評価試験

本ソリューションの詳細や実際の試験の様子を動画でご覧いただけます。

ADAS試験台上化におけるHORIBAの取組(3分22秒)

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設備のご紹介

本設備は、大きく5つの製品で構成されています。

① 試験の実行・管理 テストオートメーションシステム STARSシリーズ
STARSシリーズ 製品ページはこちら

② 先行車からの反射波模擬 ターゲットシミュレータ
※ お客様のご要望・車両に応じて相談を承ります

③ 勾配を含む実路抵抗を再現 シャシダイナモメータ VULCANシリーズ
VULCANシリーズ 製品ページはこちら

④ インストルメントパネル表示を画像認識で読み取り Machine Vision ※開発中
ご興味のある方はお問い合わせください

⑤ ペダルやボタン操作を自動化 自動運転システム ADS EVO
ADS EVO 製品ページはこちら

ACC台上試験設備 使用例

試験条件

あらかじめ以下の試験条件をユーザーが設定

試験条件

 

取得データの例

  • ACCの設定やストップ&ゴーの繰り返しなどのドライバー操作を自動化
  • エネルギー効率や加速度/減速度/Jerk等の前後方向挙動も合わせて取得可能

取得データの例

HORIBAは、お客様とご一緒に
お悩み事の解決策を検討します

HORIBAは、お客様のお困りごとやお悩みを解決するために最適な設備のご提案と、システムアップのエンジニアリングを提供します。

長年、排ガス評価設備を提供してきたノウハウを活かし、お客様とご一緒にお困りごとの解決策を検討し、最適な評価設備をご提案いたします。

また、従来はお客様が管理されていた評価設備のシステムアップまで弊社で実施し、設備導入に関わる工数削減もサポートします。

自動運転車両評価

事例:AD/ADASセンサ評価のための実環境(降雨)シミュレーション装置(交通安全環境研究所 様)

事例:自動運転/ADASセンサ評価のための実環境(降雨)シミュレーション装置(交通安全環境研究所 様)

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