当社の「自動運転システム ADS EVO」が、米国の国際的デザイン賞である「IDEA 2022(International Design Excellence Awards)」のファイナリストに選定されました。「ADS EVO」のデザイン賞などの選定は「第50回機械工業デザイン賞IDEA」、「JIDAデザインミュージアムセレクション」に続き3度目のこととなります。今後もデザインおよびユーザビリティの向上を追求し、お客様にとって価値ある製品を提供してまいります。
選定製品「ADS EVO」について
「ADS EVO」はシャシダイナモ試験において、人間に代わり試験車両を運転する装置です。シャシダイナモ試験とは、自動車メーカーなどで行われる試験手法の一つで、試験車両を実験室内のローラー上で運転し、燃費や排ガス成分などを評価する試験です。本製品は、試験車両の特性を学習して人間のドライバーと同じように試験車両を運転することで試験を自動化します。
また、自動運転や電動化など、カーボンニュートラル実現に向けた計測ニーズにも対応し、従来の主用途であった排ガスや燃費の評価・認証以外にも幅広い試験に対応する性能を備えています。加えて、設置に要する時間を従来製品から大幅に短縮するなど、すべてのユーザーに対する使いやすさと省力化を両立しました。
「IDEA」について
「IDEA」は、アメリカ・インダストリアル・デザイナー協会(Industrial Designers Society of America)が主催する、デザイン賞の中で長い歴史を持つプロダクトデザインにおける最も権威ある賞のひとつです。デザインの革新性のほか、様々な評価基準をもとに審査されます。