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〈カタログ〉自動COD測定装置 CODA-500
自動COD測定装置
JISに基づく測定方法を全自動化したCOD測定装置です。排水処理場の放流槽でのCOD監視に使用します。ランニングコスト・メンテナンスコストの削減に注力しています。また、海水など塩化物イオンを多く含むサンプルにも対応できるよう、ラインアップを充実させています。
ライフサイクルコストを低減します
試薬量 は当社従来比1/10。試薬デリバリーサービスによって試薬調合が不要です。試薬交換時の手間やランニングコストも当社従来比の約1/2に低減します。
一般仕様 | 装置名称 | 自動COD測定装置 | |
---|---|---|---|
装置型式 | CODA-500 | ||
対象 | 水中のCOD濃度 | ||
寸法※1 | 600(W)×510(D)×1600(H)mm | ||
質量 | 約150 kg | ||
電源 | AC100~240V ±10% 50/60Hz | ||
消費電力 | AC100~120V 約250VA AC120~240V 約350VA | ||
設置条件 | 屋内設置型 主電源の過度過電圧:過電圧カテゴリⅡ(IEC60364-44)汚染度2 | ||
性能 (※)2点計、2レンジ、 薬液ライン洗浄等の オプションで追加する仕様、 およびCODA-500-Cの 薬液洗浄機能を 使用する場合 | 測定範囲(レンジ) (実際の測定上限はレンジのハーフスケール) | 0~20mg/L 0~30, 40, 50, 100, 200, 500, 1000, 2000mg/L(1段希釈仕様) | |
繰り返し性 (グルコース 標準液にて | 20mg/L | フルスケールの±1% 以内 | |
30~500mg/L | フルスケールの±2% 以内 | ||
1000~2000mg/L | フルスケールの±5% 以内 | ||
オプション仕様(※) | |||
安定性 | ゼロドリフト(24hにて) | 20mg/L:フルスケールの±3% 以内、30~500mg/L:フルスケールの±4% 以内 1000~2000mg/L:フルスケールの±5% 以内、オプション仕様(※):フルスケールの±5% 以内 | |
スパンドリフト(24hにて) (グルコース標準液にて) | 20mg/L:フルスケールの±3% 以内、30~500mg/L:フルスケールの±4% 以内 1000~2000mg/L:フルスケールの±5% 以内、オプション仕様(※):フルスケールの±5% 以内 | ||
測定原理※2 | CODA-500-A(酸性法) | 100℃における酸性過マンガン酸カリウム法(JIS K 0806に基づく) | |
CODA-500-B(アルカリ性法) | 100℃におけるアルカリ性過マンガン酸カリウム法 | ||
CODA-500-C(酸性法) | 100℃における酸性過マンガン酸カリウム法(JIS K 0806に基づく) 薬液洗浄機能付き | ||
測定点数 | 標準:1点(オプション:2点) | ||
測定レンジ | 標準:1レンジ(オプション:2レンジ) | ||
加熱方式 | 直接加熱方式 | ||
終点検出 | 定電流分極電位差滴定方式 | ||
滴定方式 | マイクロシリンジ滴定 | ||
測定周期 | 60分 | ||
薬液洗浄 | 標準:なし(オプション<高塩化物仕様>:あり) | ||
硝酸銀溶液無添加法 | あり(塩化物濃度が少ない場合、設定により可能) | ||
測定条件 | 周囲温度 | 2~40 ℃ | |
周囲湿度 | 85%R.H.以下(結露しないこと) | ||
電源電圧変動 | AC100~240V ±10% | ||
試料水条件 | 試料水温 | 2~40℃(試料水が凍結しないこと) | |
流量(オーバーフロー槽使用の場合) | 2~20L/min(OF-5使用の場合)、5~20L/min(OF-50使用の場合) | ||
塩化物イオン濃度(酸性法の場合) | CODA-500A:フルスケールの1倍以下、CODA-500C:フルスケールの100倍以下(最大) (アルカリ性法は塩化物イオン濃度に影響されないため、フルスケールの100倍以上の場合はアルカリ性法を選択ください) | ||
採取点 | 本体からの配管長3m以内 | ||
ブランク水条件 | 供給方法 | 標準:上水道水(オプション:純水タンク供給) | |
水質※3 | COD成分のない上水道水(硬度100mg/L 以内) | ||
供給水圧 | 100~500kPa | ||
消費量 | 1測定あたり20~420mL(測定レンジおよび洗浄機能の設定で変わります) | ||
設置条件 | 建屋内で直射日光が当たらず、換気が良好。振動、衝撃の少なく平坦で安定。 雰囲気中に、ダスト、ミスト、腐食性ガスなどを含まない。 | ||
入出力仕様 | 表示 | タッチパネル付液晶表示(カラー) | |
アナログ出力 | 点数 | 標準:3点(オプション:6点) | |
種類 | 標準:DC 4-20mA、DC 0-16mA(オプション:DC0~1V、DC1~5V) (工場出荷時は、DC 4-20mAに設定。DC 0-16mAへは画面上で切替え可能) | ||
内容 | COD濃度、時間COD負荷量、時間流量 | ||
出力インピーダンス | 900Ω以下 | ||
接点出力 | 点数 | 標準:14点(オプション:21点) | |
形態 | 無電圧接点出力 | ||
種類 | 絶縁出力 | ||
出力容量 | AC250V 3A / DC30V 3A(『保守中』接点は、DC30V 3Aのみになります) | ||
状態出力 | 測定中、校正中、待機中、洗浄中、ブランク測定中、同期信号1、同期信号2、保守中、電源断、他 | ||
警報出力 | 上限警報(COD濃度、流量、負荷量)、COD濃度上上限、サンプル断、サンプル不足、一括警報1~6、各種計器異常、 他(各試薬不足:オプション) | ||
アナログ入力 | 点数 | 標準:1点(オプション:2点) | |
種類 | 標準:DC4~20mA入力(オプション:DC1~5V) | ||
内容 | 流量信号(フルスケールは任意設定可能) | ||
接点入力 | 点数 | 標準:9点(オプション:17点) | |
形態 | 無電圧a接点入力(オープンコレクタ可) | ||
種類 | 絶縁入力(-)側共通 | ||
ON抵抗 | 最大100Ω | ||
開放電圧 | 最大DC26V | ||
短絡電流 | 最大DC13mA | ||
機能 | 測定スタート、校正スタート、洗浄スタート、ブランク測定スタート、時刻修正、サンプル断、ライン選択、流量計保守中、 流量故障、流量計電源断、流量計排水なし | ||
負荷量演算機能 | COD負荷量演算機能 | ||
メモリ機能 | 1年分メモリ可(測定値)およびUSBによる外部メモリ可能 | ||
通信機能 | 標準:RS-485(オプション:RS-232C) | ||
通信プロトコル | Modbus® | ||
プリンタ | あり(58mm)自動巻取り装置付き | ||
試薬消費量※4 | 過マンガン酸カリウム 試薬 A | 1測定あたり2mL | |
シュウ酸ナトリウム※5 試薬 B | 1測定あたり1mL | ||
硫酸溶液 試薬 C | 1測定あたり1mL | ||
硝酸銀溶液 試薬D | 1測定あたり0.5mL(酸性法で使用) | ||
チオ硫酸ナトリウム溶液 試薬E | 1測定あたり2mL(薬液洗浄機能で使用) | ||
水酸化ナトリウム溶液 試薬F | 1測定あたり1mL(アルカリ性法で使用) | ||
試薬交換周期 | 1ヶ月以上 |
※1 旧製品CODA-200シリーズのチャンネルベースの互換対応可能(標準)。
※2 ご発注時にいずれかをご指定ください。
※3 水道水を使用する場合は、最初に必ずフラッシングを30分ほど実施してから、装置に導入してください。タンク仕様の場合、純水は10mS/m(=1.0μS/cm)以下のものを使用してください。
※4 試薬は弊社指定の試薬をご使用ください。また、洗浄機能を設定すると試薬消費量が多くなる場合があります。
※5 酸性法の場合はシュウ酸ナトリウム、アルカリ性法の場合は0.1g/L硫酸マンガンを含んだシュウ酸ナトリウムを使用。
●閉鎖性水域に排出する事業場の水質総量規制においては、COD自動計測器の計測値とJIS K 0102の17.に規定する手分析による計測値(指定計測法による計測値)の相関を求める手法で 換算式を用いることになっています。ご使用の際は、手分析を行い、換算係数を装置に入力した後にご使用ください。