大気中の汚染物質の発生源推定や工場の環境対策に貢献

大気中の汚染物質やPM2.5は、人体や生態系に深刻な影響を与える可能性があります。そのため、発生源の特定や濃度変化の監視が重要です。現在、各地の工場や沿道では、大気汚染ガスやPM2.5の測定が行われていますが、PM2.5の成分解析には長時間のサンプル採取と分析が必要なため、リアルタイムでの対応が困難という課題があります。

課題

PM2.5のような微量の汚染物質や特定の成分を正確に測定するには、高精度な測定装置が必要となります。また、汚染物質の濃度は時間や場所によって変動するため、発生源を特定するには長期的かつ広範囲なデータ収集が不可欠です。さらに、汚染物質の発生源を特定するには、大量のデータを解析する必要があるため、リアルタイムな測定とデータ収集が求められています。

HORIBAのソリューション

大気環境監視システム「 Eco-WEB」に粒子状物質自動成分連続測定装置(PM2.5自動成分分析装置)「PX-375」を組み合わせることで、大気中の汚染物質の質量・成分濃度変化を効率的に監視・解析し、環境改善を支援します。

遠隔地から大気環境のデータ収集、管理、可視化、レポート作成までを一括して行えます。また、多地点で計測されるPM2.5中の元素成分や大気中の硫黄酸化物濃度などをリアルタイムでリモートモニタリングできるため、汚染源の特定や迅速で効果的な環境対策が可能です。

Eco-WEBの特長

1.大気環境測定データの収集、管理、可視化、およびレポート作成機能

2.異常時や測定データの上限、下限を超えたときに通知するメール機能

3.測定データと関連情報は、データベースに保存

4.スタンドアローンでも、ネットワーク内で複数のパソコンから使用が可能(Microsoft社のWindows環境のみ)

5.装置と管理用パソコンは、さまざまなネットワーク構成に対応可能(ローカル、セルラー、VPN: Virtual Private Network)

6.パソコンやタブレット、スマートフォンなどからブラウザで画面表示可能

関連資料ダウンロード

PX-375
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粒子状物質成分連続測定装置(PM2.5自動成分分析装置)

AP-380 シリーズ
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