- 測定時、センサカートリッジは先端から3cm以上をサンプル液に浸してください。
- イオン選択性電極の種類や構造によって測定可能なpH 範囲が異なります。
pH 範囲は一般的に測定対象イオン濃度が低くなるほど、狭くなります。
サンプル液のpH が、測定可能なpH 範囲を越えてしまった場合は、正しく測れないことがあります。 - サンプル液には、有機物を含まないようにしてください。
有機物が含まれると、電極材質の劣化の原因となります。 - サンプル液と標準液は、50 ℃以下にしてください。
温度が50 ℃を超えると、電極材質の劣化の原因となります。 - 校正時の標準液の温度と、測定時のサンプル液の温度を、恒温槽などを使用してできるだけ一致させてください。
温度が異なると、測定値に誤差が生じます。 - プラグが上、イオン応答極が下となる向きで使用してください。
- イオン応答極に汚れや気泡がついていない状態にしてください。
- 性質のよく似たイオン(周期表で近い位置にある元素)は共存イオン(妨害イオン)となりやすいです。共存イオンの影響を確認し、測定してください。また、共存イオンの影響度はサンプル液の成分によってかわりますので、注意してください。