標準液、イオン強度調整剤について

最初に低濃度の標準液で、次に高濃度の標準液でイオン濃度を測定し、計器内に検量線を作成します。
求める精度に応じて、1 日1 回または測定前に校正を行ってください。
校正前に以前の校正データを消去することをお勧めします。校正データの消去に関してはLAQUA WQ-300シリーズの取扱説明書を参照してください。

イオン強度調整剤の量について

イオン強度調整剤は、標準液およびサンプル(ビーカーなどにくみ取って測定する場合)に対して、以下の体積比率になるように添加・撹拌してください。

標準液:イオン強度調整剤=50:1
※Fは標準液:TISAB=1:1

注記

  • 標準液は、濃度の異なる2種類以上の溶液を準備してください。
  • 精度よく測定する場合は、以下の濃度関係の標準液を用意して校正してください。
    低濃度の標準液<サンプル液<高濃度の標準液
    この場合、低濃度の標準液は、高濃度の標準液の1/10 の濃度を目安としてください。
  • 校正は、常に新しい標準液を使用してください。
  • 同梱品の標準液やイオン強度調整剤がなくなったら、消耗品の標準液(500 mL)やイオン強度調整剤(500 mL)を使用してください。
  • 気泡が付着していると、正しく校正・測定できないことがあります。
  • かくはんする速度は、かくはん子が1 秒間に3 ~ 4 回転する程度が最適です。
    水面に渦が生じる場合はかくはんする速度が速すぎます。渦ができない程度まで速度を落としてください。

校正・測定の注意点へ戻る

水・液体計測 HORIBAグループ企業情報