外観や内装、店舗や施設の美観は、集客や商品の売れ行きを左右し、大きな影響を与えます。通常、美観を維持するため、店鋪や施設などの床面に清掃やワックスがけを定期的に行います。このような清掃の効果の確認は、従来、人による目視検査に頼ることが多く、検査する人の個人差などにより判断にばらつきが生じるため、基準がどうしてもあいまいになってしまいます。このようなフロアメンテナンスの光沢管理においても、「あいまいさ」を数値化するツールとして、HORIBAの光沢計が活躍しています。
HORIBAの光沢計の導入によって、人の判断による「あいまい」な管理ではなく、数値による明確な管理が可能になります。
古くなって劣化・変質したワックスは、除去が必要不可欠です。剥離液を床面にむらなく塗ってワックスを浮き上がらせ、ポリッシャーで剥離して、バキュームで汚水を回収します。その後、水洗浄を行い、床面を乾燥させます。
ワックス剥離後の光沢度:4.7
何点か測定し、ワックス剥離が十分でない(光沢度が他点より高い)箇所があれば、再剥離を実施
ワックス用モップで樹脂ワックスを均一に、塗り残しのないよう塗布します。送風機等を用いて床面を十分に乾燥させてます。
ワックス乾燥後の光沢度43.9
ワックス2層塗布後の光沢度は43.9。剥離後の値から大幅に上昇します。
洗浄液を床面にむらなく塗り広げ、ポリッシャーで洗浄し、バキュームで汚水を改修します。必要に応じて水洗浄を行い、床面を乾燥させた後、ワックス塗布~乾燥を実施します。
定期メンテナンス後の光沢度:67.7
定期的なメンテナンスのワックスを上塗りすることで、床面の光沢度はさらに上昇します。