当社は、ホームページに掲載の「分析」に関するコラムの書籍化 第2弾『電球1個のエコロジー』に参画。中央法規出版から25日発行されます。監修ならびに巻頭言を作家の荒俣宏さんが、そして推薦を作曲家の坂本龍一さんからいただいています。
2004年1月発行の『はかるとわかる』についで、第2弾の当社ホームページのコンテンツ「環境単位」の書籍化です。川村易さんのイラストを全頁に入れた絵本タイプです。
「環境単位」は2000 kcalを「1eu(環境単位)」とした独自の指標で、当社ホームページ開設当初の1996年から環境啓蒙の一環として公開しているものです。現在でもこのコンテンツは多くの教育機関やNPO等からもリンクされ、難解な環境指標を分かり易く理解するものとして評価されています。
例えば人間が1日に必要とするエネルギーが約2000 kcalですが、これは100ワットの電球を1日点けっぱなしにするのと同じエネルギーとなります。また、不思議なことに私たちが1日に1人あたり出すゴミの量を燃やすと2000 kcalのエネルギーになるなど、「1eu」を指標としていろいろなエネルギーを見つめてみると、環境問題がいっそう身近なものに感じられます。このように「環境単位」が環境問題やエネルギー問題の理解を分かり易く促すことから、教育機関などを中心としてその書籍化が要望されていたものです。
出版に際して、全てのコンテンツを見直し、半分以上を新たに書き加えされています。また監修にはテレビでもおなじみの荒俣宏さんに担当して頂き、絶妙の巻頭言をいただきました。さらに推薦として、あの坂本龍一さんにも参加頂くことができました。
〈本の概要〉
題名:「電球1個のエコロジー」環境単位=2000kcalで何でも測ってみよう
監修:荒俣宏
絵:川村易
原案:永友哲彰
コンセプトパートナー:(株) 堀場製作所
文:ガイアプレスプロジェクト
出版コーディネート:(株)ラユニオン・パブリケーションズ
出版社:中央法規出版(株)
定価:1200円(税別) 四六版/上製 84頁
発行日:2006年7月25日 初版7000部
目次:
- 序文 ヒトを単位に環境をかんがえる知恵 荒俣宏
- 環境単位とは
- 基本となるエネルギー
(太陽/食料/石油) - 電化製品のエネルギー
(家電の待機時間/パソコン/電池/携帯電話/照明) - 衣食住のエネルギー
(水/住宅/コンビニエンスストア/牛肉/焼酎/衣料/ごみ) - 乗り物のエネルギー
(クルマ/ジャンボジェット/新幹線/スペースシャトル/エレベータ) - 発電とエネルギー
(火力発電所/太陽電池/風力発電/燃料電池)