ホリバ・ヨーロッパ社、大気環境及びガス計測装置の生産拠点を約2倍に拡張

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カーボンニュートラル実現に向けた計測ニーズに対応

株式会社堀場製作所(以下、当社)のグループ会社であるホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)は、同国ライヒリンゲンにある大気汚染監視用分析計などガス分析装置の生産拠点を拡張し、今春より本格稼働しました。持続可能な社会の実現に向けて、世界でカーボンニュートラル推進の取組みが加速しています。2050年までの目標達成を掲げる欧州(EU)では、大気環境モニタリングに加え、さまざまな工場の生産効率向上やCO2排出を低減させるためのガス計測ニーズが高まっています。こうした需要に応えるべく、同生産拠点を従来比約2倍の2,300㎡に拡張し、生産能力を約2倍に向上させます。さらに、ガス計測技術と、ホリバ・フューエルコン社(ドイツ)の燃料電池や水素製造装置の評価技術を組み合わせたトータルソリューションを提供することで、クリーンエネルギーの活用加速およびカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

  

施設概要

所在地Julius-Kronenberg-Str. 9, D-42799 Leichlingen, Germany
構造2階建て(生産エリア、事務エリア、開発エリア、リペアセンター)
延床面積2,300㎡(従来比約2倍)
敷地面積4,300㎡
従業員数23人(2022年6月30日時点)
投資額570万ユーロ

 

主に取り扱う製品

新拠点の機能名称主な用途

生産/サービス/リペア
(一部開発を含む)

大気汚染監視用分析計 
AP-370シリーズ    
・大気汚染物質のモニタリング
・室内環境でのガスの濃度監視
・CO2回収・貯蔵工程における漏えい検知 
ポータブルガス分析装置
PG-300シリーズ 
・発電所や重工業分野の工場で発生する燃焼排ガスのモニタリング
サービス/
リペア 
上記製品に加え、
マルチガス分析計 
VA-5000シリーズ 
・メタネーション、燃料電池、水電解など、新エネルギ―の研究・開発におけるCO2, N2Oなどの濃度測定

 

 

ホリバ・ヨーロッパ社ライヒリンゲンオフィス
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