計器に接続した温度センサーによって、サンプルの温度を感知して温度補償します。
温度センサーを用いない場合に、あらかじめ溶液の温度を測定して温度値を入力しておきます。その(手動によって)入力された温度値により、温度補償をします。
イオン電極によっては、等温交点を調べても存在しない場合や、複数の交点が得られてどの値を使用すればよいか迷う場合があります。このようなときは、温度補償機能を使用せずに測定する方が正確に測定できます(ただし、校正液、サンプルの液温を常に一定に保つ必要があります)。イオン電極の場合は、pH測定とは異なり温度補償機能を使用せずに測定するのを第一優先してください。
恒温水槽などを用いて、温度変化を生じない条件下で測定してください。校正時の標準液の温度と、測定時のサンプルの温度とを同じ温度にしてください。