温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの実現には、二酸化炭素(CO2)だけでなく、大きな温室効果を有し、今後も世界規模で増加し続けるとの予測があるメタン(CH4)や一酸化二窒素(N2O)の排出削減が課題です。それら温室効果ガスの削減には、技術開発・資源採取・生産・流通・消費・廃棄・再生等の様々な場面で、企業・自治体・研究機関が連携して取り組んでいくことが重要ですが、削減の必要性とそのための取組等に関しては、CO2と比較し取り組みが遅れているのが現状です。

そこで経済産業省 グリーンイノベーション戦略推進会議 委員を務めておられる早稲田大学 理工学術院 関根 泰教授をお迎えし、CH4, N2Oの排出抑制や利活用等における課題についてご講演いただくとともに、HORIBAの分析・計測ソリューションをご紹介するオンラインセミナーを開催します。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

講演内容

温室効果ガスの影響評価と対策のための分析・排出削減手法と今後の政策動向

温室効果ガスの温暖化への影響を語る上では主要な二酸化炭素(CO2)だけでなく、それに次ぐ寄与を有するメタン(CH4)、そして、大気中の濃度こそ低いものの地球温暖化係数が高い一酸化二窒素(N2O)の排出に至るまで議論が広がっています。温暖化影響を科学的知見に基づき議論するための分析・計測の重要性は今後益々高まると考えられます。今回は、温室効果ガス動態の全体像を明らかにした上で、大気への排出を削減するための技術、ならびに政策について説明します。


講師:早稲田大学 理工学術院 教授 関根 泰 様

温室効果ガスの『はかる』技術と分析手法

~エネルギー・物質循環における窒素化合物およびメタン計測技術~

温室効果ガス(GHG)削減に向け、複雑化するエネルギーや物質循環では関連する要素(温度、ガス等の成分・量、エネルギー等)を複合的に測定し“可視化”する必要があります。例えば、反応プロセスにおける意図しない窒素化合物の生成やメタンの漏れは、地球温暖化につながるため、主たる生成プロセスから周囲環境を含めた窒素化合物やメタンの動態を測定することが重要です。
本講演では昨今注目されている窒素化合物やメタンの計測技術についてご紹介します。


講師:株式会社堀場製作所 エネルギー・環境本部
エネルギー・環境技術推進室
シニアマイスター 花木 保成

開催概要

  • 日  程:2023 年10 月19 日(木) 13:00 - 15:00
  • 費  用:無料
  • 開催形式:オンライン受講:Zoom Webinar
  • 定  員:500名 

*定員になり次第お申し込みを締め切らせていただきます。
*本セミナーはZoom Webinarを使用いたします。ブラウザでのご視聴の場合、ブラウザのバージョンは最新版をご利用ください。
*開催時間の約10分前よりご入室が可能です。


プログラム

13:00~13:10

ご案内/ご挨拶

株式会社堀場製作所
エネルギー・環境本部
副本部長 森 春仁
13:10 - 14:10

【ご講演】
温室効果ガスの影響評価と対策のための分析・排出削減手法と今後の政策動向

早稲田大学 理工学術院
教授 関根 泰 様

14:10 - 14:55

【講演】
温室効果ガスの『はかる』技術と分析手法
~エネルギー・物質循環における窒素化合物およびメタン計測技術~

株式会社堀場製作所
エネルギー・環境本部
エネルギー・環境技術推進室
シニアマイスター 花木 保成
14:55 - 15:00ご案内

お申し込み

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