びわ湖まるっと親子セミナーにて今年も出前授業「水をはかることでわかること」を実施

はかることの大切さや科学のおもしろさを多くの子どもたちに伝えたい。
そんなおもいで、「はかるとわかる」をテーマに、堀場アドバンスドテクノは子どもたちに「はかる」について学んでもらう出前授業を実施しています。今回は、10月25日に守山市民ホール(滋賀県)で開催された「第6回びわ湖まるっと親子セミナー」に協力企業として参加し、出前授業を実施しました。
公益財団法人国際湖沼環境委員会と近畿労働金庫が主催する本セミナーは、親子でグローカルな視点から湖の未来を考え、行動することを目的に、自然と触れ合いながら学び・楽しむイベントです。当日は総勢33名の親子が参加しました。

※グローカル(glocal)とは、「global(地球規模の)」と「local(地域的な)」を合わせた造語で、地域性を考慮しながら地球規模の視点で考え、行動することを表した言葉

水の大切さを考える出前授業

セミナーの前半では、「水をはかることでわかること」と題し、水の大切さについて参加者と一緒に考える授業を行いました。水は私たちの生活に欠かせない資源であり、飲み水や農業、工業など、さまざまな場面で使われています。しかし、普段当たり前のように蛇口から出てくる水が、どのようにして私たちの元に届いているのか、どのように安全が保たれているのかを意識する機会は多くありません。
授業では、実際に水質を測定する機器の紹介や、身近な水の再生利用についてのクイズなどを通じて、子どもたちにも分かりやすく水の重要性を伝えました。参加者からは「身近な水資源の大切さに気づくきっかけになった」といった感想が寄せられました。

出前授業の様子

出前授業の様子

目田川で環境を守る、自然を楽しむ

ゴミ拾いの様子

ゴミ拾いの様子

出前授業の後、参加者全員で目田川周辺のごみ拾いを行いました。一見きれいに見える川辺ですが、草むらの中や目田川周辺の道端には想像以上に多くのごみが隠れていました。特にタバコの吸い殻や小さなプラスチックごみが目立ち、信号の近くにはごみが溜まりやすいことも分かりました。信号待ちの際に捨てられている可能性が高く、身近な場所でのマナーや環境意識の大切さを改めて考えさせられる機会となりました。参加した子どもたちからは「思ったよりごみが多くて驚いた」といった声があり、環境保全への関心が高まった様子でした。

ゴミ拾いのあとは皆でパンを焼きました

ゴミ拾いのあとは皆でパンを焼きました

ごみ拾い活動の後は、手作りの竹パンを焼き、焼きたてのパンをみんなで味わいました。活動後のひとときは、自然の恵みを感じながら地域のつながりを実感できる貴重な体験となりました。

今回の活動を通じて、環境保全に関心を持ち自ら行動する子どもたちの姿や声から、地域での学びが未来につながることを実感しました。「はかる」ことの大切さを伝えるとともに、こうした体験を通じて一人ひとりの意識が変わり、地域や社会に良い循環が生まれることを願っています。
今後もHORIBAは、未来の子どもたちへの教育を通じて、「はかる」大切さを伝えていきます。

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