純水をはじめ、導電率の低い試料はpH測定が難しいものの代表です。
新発売の上水・低電気伝導率試料用9630-10Dは、新開発の高純度リチウム系多成分ガラス膜を使用し、水道水などの低電気伝導率・低緩衝能試料をより早く、安定して測定できます。また、ピュアIL電極は、新開発のゲル化イオン液体塩橋を採用しており、KClを出さずに液間電位差をより安定させ、低電気伝導率試料で正確で素早い測定が可能です。
とくに純水を測定するときには、このほかにも、試料をたっぷり用意したり、大気中のCO2の影響を受けないよう大気を遮断するといった工夫や、流出する内部液の影響を受けないフロー測定という手法を用いることもあります。