各イオン電極やサンプルによって異なってきますので、イオン電極の取扱説明書を参考にして調製してください。
純水を用いて作ってください。不純物などが混入しているような水を用いると誤差の原因となります。
イオン交換水とは、イオン交換樹脂を通して(水中の電解質を取り除くため)できた不純物の少ない水のことであり、家庭用浄水器の水とは異なるため家庭用浄水器の水は用いないでください。
密栓ポリ容器において約1年程度もつ場合もありますが、保存の状態によっては化学変化や蒸発による濃度変化が生じる場合があるため、原則として標準液は使用の都度調製してください。
イオンメータはイオン活量を測定しているため、イオン強度を一定にする必要があるからです。また溶液の導電率を大きくし、安定性を高める作用もあります。
標準液容器の栓は、必ず密栓をした状態で冷暗所で保存してください。開放状態で保存すると、不純物の混入などで標準液の濃度が変化するため注意が必要です。
一度使用された標準液は、元の容器には絶対に戻さないでください。
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