ガラス電極pHメータの構成は、検出部、指示部および標準液に分けられます。それぞれの構成要素について簡単に説明します。
検出部は、さらにガラス電極、比較電極、温度補償電極の3つの構成要素に分けられます。また、これらを一体化した複合電極もあります。
ガラス電極と比較電極の組み合せは、内部抵抗の高い電池と考えることができるため、これをそのまま普通の電位差計(電圧計)につないでも、その電位差 を正確に測定することはできません。必ず高入力インピーダンスの増幅器が必要です。このような増幅器に色々な調整用抵抗などを加えたものがpH計の 指示部です。
pH測定を行う場合には、必ず標準液によるpH計の校正を行わなければなりません。
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