HT-110

オンラインTOC計

医薬製造用水などのTOC(全有機炭素)を高い繰り返し性で連続測定。

HT-110は、測定方式にUV酸化導電率方式を採用した医薬製造用水向けのTOC計(全有機炭素計)です。USP(米国薬局方)規格に準拠し、注射用水などの低濃度域をフルスケールの±2%という高い繰り返し性で連続測定できる特長があります。

 

TOC

屋内設置ACフリー電源(100〜240V)伝送出力1点接点出力2点保護等級(IP43)

 

事業セグメント: 環境・プロセス
製造会社: HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.

UV酸化導電率方式の採用

測定原理には、試薬やキャリアガス(パージガス)が不要なUV酸化導電率方式を採用し、注射用水(WFI)など低濃度域をフルスケールの±2%という高い繰り返し性で測定できる特長と同時にランニングコストの低減が図れます。

気泡混入による指示不良を解消

機器内部に脱泡機構を有し、気泡混入による指示不良を抑えます。

外部制御機能

接点入力端子を装備することで、外部コントロールによるON/OFF制御が可能となりました。SIP 洗浄時の誤報や純水装置の夜間停止など状況に合わせて有用です。

メンテナンス周期1年間

UVランプの寿命を大幅に延ばしたことで、メンテナンスは年1回の校正のみとなり、1年間ノーメンテナンスが可能となりました。

USP<643>、EP<2.2.44>、JP<G8.4.5.2>に対応

PW(精製水)や WFI(注射用水)における、USP<643> のTOTAL ORGANIC CARBON、及び EP<2.2.44>、"HIGHLY PURIFIED WATER""WATER FOR INJECTION""WARTER, PURIFIED" での適否判定や、JP<G8.4.5.2> の理化学的モニタリングに最適です。

自在な設置方法

設置方法は、ポールスタンド、壁掛け設置、卓上設置などに対応し、設置場所を選ばず、現場に合わせた自在な設置が可能です。

 

形式HT-110
測定方式連続UV酸化導電率方式
測定範囲0~1000ppb
(測定レンジ:0~100/500/1000ppb)
表示分解能0.1ppb(0~100ppb/500ppb)
1ppb (0~1000ppb)
繰り返し性フルスケールの±2%以内
伝送出力出力点数:1点
  • DC4~20mA/DC0~1V(オプション) 入出力絶縁形
 

出力点数:2点

 

  • 警報接点出力(RLY1)
    接点形態:リレー接点、SPDT(1c)
    接点容量:AC125V 3A、DC24V 3A(抵抗負荷)
    接点機能:上、下限動作(ON/OFF制御)
    出力対象:TOC濃度、温度、導電率、ホールド、エラーより選択
    (出力対象としてホールド、エラーの場合、動作が反転します)
  • 警報接点出力(RLY2)
    接点形態:リレー接点、SPST(1a)
    接点容量:AC125V 3A、DC24V 3A(抵抗負荷)
    接点機能:上、下限動作(ON/OFF制御)
    出力対象:TOC濃度
接点入力警報接点入力:1点
 無電圧0接点信号入力(オープンコレクタ可)
試料水条件導電率:10μS/cm以下(0~100ppbレンジの時は2μS/cm以下)
温度:5~99℃
圧力:0.03MPa~0.50MPa
流量:20~200mL/min

壁掛設置卓上設置
ポール・アングル設置
環境条件温度:5~40℃、相対湿度:85%以下
表示機能バックライト付き液晶、表示内容(TOC濃度、導電率、水温、警報)
構造屋内設置型、防滴構造(保護等級 IP43、汚染度2)
電源AC100~240V ±10% 50/60Hz 80VA(max.)
質量13kg
適合規格CEマーキング、FCC Part15CEマーキング、FCC Part15

 

 

お問い合わせ

* 項目は必ずご記入ください。