
廃棄物発電
「廃棄物を資源のひとつへ」
廃棄物発電は、従来は焼却処理されていた廃棄物をエネルギー源とする発電 です。地球温暖化対策の1つとして関心が集まっていますが、発電効率自体は一般的な火力発電に比べて高くなく、ガス化溶融炉など発電効率を向上させる技術も注目されています。また、エネルギー源となる廃棄物には、プラスチックなどが混ざっていることがあり、これら由来の汚染物質の処理・監視も必要とされています。
HORIBAのソリューション
HORIBAは、発電効率向上や排ガス処理装置の運用・管理に貢献する装置をはじめ、一般的な火力発電では排出されない塩化水素(HCl)の連続分析装置など、幅広いラインアップの分析装置を提供し、廃棄物発電の課題解決に貢献しています。
図1:一般的な廃棄物発電
図2:ガス化溶融炉
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