ブレイクポイント処理とその際に生じる課題・解決策について紹介いたします。
水道水や、工場排水、排水(めっき、半導体、化学系工場)などの水処理においては、アンモニア態質素を塩素注入して処理することが一般的です。処理の際、一定量までは結合塩素が生じ、さらに注入を継続するとある点から結合塩素量が減少します。そしてある一定点まで低下した後、注入量に比例して遊離塩素濃度が増加します。
この①の点をブレイクポイントと言い、この点を若干超えた点で制御するのがブレイクポイント処理です。また塩素をアンモニア態窒素の10倍量注入することが必要だと言われています。
ブレイクポイントにてアンモニア態窒素の量を正確に把握せず塩素を注入してしまうと、不必要な薬品代の発生、次の処理工程への高負荷、処理不足による期待値のオーバーなど、さまざまな課題が生じてしまいます。こうした課題を防ぎ適切な処理をするには、アンモニア態窒素を用いた連続測定が効果的です。詳細は以下の資料をダウンロードいただき、ご覧ください。