切り取り不可能なもの 例:鉄板など
お客様が定められた面積の油分量が約0.02〜4mgの場合、20mLの溶媒に抽出。
※これより油分量が多い場合は、以下の式に当てはめ溶媒量を調整してください。
【油分量÷溶媒量=200㎎/L以下】
・サンプルの面積を囲う枠
*テープなどは接着剤が溶出する可能性があるので、樹脂や金属の枠がおすすめです。
・ウエス
・溶媒(H-519)
・手袋
・ビーカー
・ピンセット
①測定する面積を定め、枠で囲う。
②ウエスに溶媒をしみ込ませる。
③ ②のウエスで鉄板の油分をふき取る。
※ふき取りの際には、手袋を使用してください。
※最初はウエスにしみ込ませた溶媒を塗るように、枠に沿って丁寧にふき取ってください。サンプルに付着した油分を溶媒に吸収させることがポイントです。最後は板に溶媒が残らないように、ウエスで溶媒をふき取ってください。
※拭いた面積を記録してください。mg/Lをmg/cm2など、面積当たりの油分量に換算する際に必要です。
④ ③のウエスを溶媒の入ったビーカーに浸す。
※使用したウエスはすべて浸してください。
※溶媒量を記録しておいてください。
⑤ ビーカーに1時間浸漬させ、ウエスから油分を抽出する。
⑥ ピンセットを使用し、ウエスを取り出す。
※ウエスに含まれた油分を取り出さないように、ピンセットで絞ってください。
⑦ OCMAで測定する。