サンプル量が数μLしか確保できないときにはどうしたらよいか?」というお問い合わせをいただいたときに、当社でご案内している
「LAQUAtwin pHメータを使用した測定方法」についてご紹介します。
測定面がフラットなLAQUAtwin pHメータなら、数μLのサンプル量でのpH測定が可能です。
1. 水分を吸収しない透明のシート(クリアホルダーなどのPETシートがおすすめ)
※特殊な表面処理を施したシートなどで、表面から酸・アルカリが溶出するものはサンプルのpHを変動させますのでおすすめできません。
2. ピンセット
3. はさみ
測定の前に、取扱説明書に従って校正を行なってください。
1.透明のシートをガラス電極部分と液絡部を覆うような形状に切り取ります。測定部のグレーの部分に沿った形状に切り出すのがコツです。
2.サンプルをガラス電極中央に置きます。サンプルは、マイクロピペットを使うと中央に滴下しやすくなります。
3.その上からシートを載せてガラス電極と比較電極液絡部がサンプルで繋がるようにします(下の断面図を参照)。
ガラス電極部分を強く押すと割れてしまうため、取り扱いにご注意ください。
※ガラス膜接着剤が盛り上がっている場合は、多くのサンプル量が必要な場合があります。
測定値が表示されます。
※比較内部液であるKClの影響を受けるサンプルは、速やかに(30秒程度)で読み取りを行なってください。
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