[報道発表] 掲載内容は発表日時点の情報です。

シンガポールに現地法人設立

1997年5月29日


(株)堀場製作所(本社・京都市,社長・堀場 厚)は、タイ、シンガポール、マレーシアなどアセアン地域およびインド,オーストラリアなどの周辺地域における、営業・サービス機能の本格的な展開を目的として、シンガポールに6月1日、「ホリバ・インスツルメンツ(シンガポール)社」を設立します。

新会社は、従来から同国での当社製品総代理店の、イノブテック・マーケティング・サービス社(社長:フー・ファット・キム氏)との合弁で、資本金は50万シンガポールドル(S$)、出資比率は当社8割(40万S$)/イノブテック社2割(10万S$)、社長にはイノブテック社社長のフー氏で、事業所・設備は、イノブテック社からそのまま引き継ぎ、当初9人(内当社から出向2名)でスタートします。

当該地域が、環境関連法規制強化の方向にあり、自動車排ガスをはじめとする環境関連製品の需要増加が見込めることから、4年後の2000年には、同地域の売上規模を、現在の約3.5倍と急増を狙います。

東南アジア地域の販売のため、1986年にシンガポールのイノブテック・マーケティング・サービス社と総代理店契約を締結し、さらに、1992年には、同社内に、当社の現地駐在員事務所を開設。
アセアン地域を中心としてアジア地域における需要動向の収集および同社支援活動を行ってきました。
世界規模での地球環境問題意識の高揚から、経済成長が著しい同地域においても、自動車、工場排煙,大気などの規制スタートや強化の方向にあります。
また、経済振興を目的とした、外資導入優遇政策の効果として、化学・電気・半導体分野などで着実に市場が拡大しています。

今回シンガポールに現地法人を設立するのは、21世紀に経済の急進が予想されるアジア地域に対して、販売・サービス機能の拡充による、ユーザーニーズへの即応を目的とし、東南アジア地域のコントロールセンターと位置付けています。
従来、本地域への販売は、当社直接、当社他地域の海外子会社通じ、商社通じといった、間接的なものがほとんどでした。
今回の現地法人設立を機に、ほぼ新会社が直接行う形式に変更し、当該地域の取り扱いを集約。
他の現地法人同様に、「現地ニーズに現地で即対応」を目指します。

事務所・人員は、従前よりアセアン地域を販売エリアとして活動しており、今回の現地法人を共同で出資する、イノブテック社のものをそのまま受け継ぎ、営業面では販売エリアの拡大、サービス面では対応レスポンスの迅速化をはかり、設立から4年で初年度比7倍(28億円)の売上規模と、急進を狙います。
一方、当社直接販売を含むグループ全体としての東南アジア地域での売上規模では、4年後に現在の3.5倍を見込んでいます。

なお、本現地法人は、当社の海外現地法人としては、1996年にロシュ社から買収した、フランスのABX社に次いで10番目です。
また、当社のアジア地域の拠点は、中国(北京事務所),韓国(製造・販売の現地法人)と合わせて3カ所です。

シンガポール現地法人 概要

名称:ホリバ・インスツルメンツ(シンガポール)社
Horiba Instruments(Singapore) Pte.Ltd

役員:取締役社長/FOO Huat Kim
(フー・ファット・キム/イノブテック社社長)
取締役/堀場厚(当社社長)、中峯敦(当社コーポレート統括室副室長)←いずれも非常勤

資本金:50万シンガポールドル(S$)(約4.2千万円)←1S$=83円で換算

出資構成:当社80%(40万S$)、イノブテック社20%(10万S$)

設立:1997年6月1日

住所:2、Kallang Pudding Road、#05-10 Mactech Industrial Building Singapor e 349307
(マクテック工業団地内)←現イノブテック・マーケティング・サービス社

TEL.(65)3453030

人 員:9名(内イノブテック社より7名、当社駐在員事務所より2名が転籍)

事業内容:・アセアン諸国等アジア地域の当社製品の販売およびサービス・販売製品の拡大および販売エリアの拡大

担当エリア:アセアン諸国(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ブルネイ、ベトナム)、インド、オーストラリア 他

売上計画:
1997年度 1998年度 1999年度 2000年度
4.1億円 11.2億円 19.1億円 27.9億円

参考資料

  • イノブテック・マーケティング・サービス社 概要
    役員:取締役社長/FOO Huat Kim
    (フー・ファット・キム)
    資 本 金:20万S$
    設立:1986年5月
    住所: 2、Kallang Pudding Road、#05-10 Mactech Industrial Building Singapore 349307
    (マクテック工業団地内)
    人 員:7名
    事業内容:アセアン諸国等アジア地域での当社製品の販売支援およびサービス
    売 上 高:240万S$(1996年実績)(2.0億円)
  • 当社の東南アジア地域での活動経緯
    1980年代後半から東南アジア経済の急速な発展を受けて、当社はシンガポールやタイ、マレーシア、インドネシア、インドに対して、積極的な営業・サービス活動を行ってきた。特に、'90年代から、タイの自動車メーカーの急速な発展、また'94年からの同国の自動車排ガス規制開始を受け、主要自動車メーカーおよび政府機関への排ガス計測機器の納入実績を持つ。この他では、インドネシア、フィリピン向けの日本政府開発援助による、大気汚染観測設備も納入している。更に近年、東南アジアにおける各種メーカーの、品質管理面の強化から、金属分析計や粒度分布計などの需要も高まっており、今後本地域での市場拡大を予想している。