舞鶴高専の学生にものづくり実習を実施

10月19日、国立舞鶴工業高等専門学校(舞鶴高専)にて「エンジニアリング実習」の一環で「ものづくり実習」の出前授業を行い、生徒17名と先生2名に出席いただきました。

「舞鶴高専エンジニアリング演習」は、独立行政法人 国立高等専門学校機構が実施している「企業技術者等活用プログラム」によるものです。この演習は今年で10回目となり、学生に企業の実践的教育を施すことを目的に、堀場製作所の製品開発から出荷までの流れについて、全4回の授業を行いました。

最終日の「ものづくり実習」では、基本技能(ネジ締め)の講義を行い、組立図の見方を説明した後、実際にものづくりを体験していただきました。毎年好評いただいているプログラムである、技能検定 電子機器組立2級の内容をキット化した物を使用して、図面をもとに部品の仕分け、組立、通電、調整までを行っていただきました。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で昨年より40分短縮して開催しましたが、皆さん苦戦しながらも、さまざまな工夫を行い、設定された納期までに調整・検査を完了させた班もありました。

実習を通じて、図面の品質、作業環境、工具の品質、作る順序、時間管理など、ものづくりに大切なことを、楽しみながら学んでいただくことができました。この実習から「ものづくり」に興味を持っていただいた学生の皆さんが、将来の技術者として活躍してされることを期待しています。


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