障がいのある大学生のための就活支援セミナーに人事担当者が参加

2020年12月19日、京都大学でDEAR(Direct consultation with Employers And Resources)サミット開催されました。

DEARサミット(主催:京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム)は、障がいのある大学生に対し、障がい者雇用を推進している企業7社の人事担当者や、すでに就職している障がいのある卒業生との個別相談の機会を提供し、採用面接としてではなく企業での就労についての自由な相談を通して、社会移行と就職活動をサポートするためのイベントです。

個別相談のセッションに先立ち、「大学と企業が考える、障がい者就職活動の準備性」と題した対談が行われ、株式会社堀場製作所 グローバル人事部の島津悠貴が登壇しました。
モデレーターの村田 淳氏(京都大学 学生総合支援センター 障害学生支援ルーム 准教授)との対談の中で、企業の立場から見て障がいのある学生の就職活動では、①適切な自分の障がいへの理解 ②仕事に活かす“自分の強み”の理解 ③企業で“働く”ことへの理解  という3ステップが大切であり、今回のような機会を通して自身が社会でどんな活躍ができるかを前向きに考えてみてほしいというメッセージを、参加された学生たちとその後の個別相談に参加される企業の皆様にお伝えしました。

個別相談では、各企業の中での実際の障がい者雇用の様子 、合理的配慮を要する事項の整理 、就職活動に向けての助言 、就職活動における悩みや不安 、就職後のキャリア形成全般についてなど、さまざまなテーマについての対話が行われました。

参加された学生たちからは「自分のできること、興味のあることへの向き合い方を教えていただいたので、実践していきたい。」「障がいの伝え方を工夫していきたいと思う。」「自分には何ができるのか、なにが苦手なのか、そしてどういう工夫をすればよいのか、しっかり考えておきたいと思う。」などの前向きな感想が寄せられました。

HORIBAは障がいのある大学生のためのインターンシップを毎年実施するなど、障がいのある学生へのキャリア教育支援について積極的な活動を行っています。今後も今回のような産学連携の取り組みへの貢献や、多様な人財が活躍できるHORIBAの人財戦略を推進していきます。



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