種の多様性を魅せる ~HORIBAカレンダーに込めるおもい~

 

図鑑のようなカレンダーとして好評をいただいているHORIBAカレンダーは、2023年度版の「Our Fellow Creatures(人間の隣人たち)」で30作目となりました。私たちは、日常生活に欠かせない暦に新たな発見や彩りを添えることで、カレンダーに日付を確認する以上の価値を持たせようと、モチーフ選びやデザイン、色、サイズ、紙質にまでこだわって制作をしています。「日本BtoB広告賞」など国内外で数々の賞も受賞しており、コミュニケーションメディアとしても高い評価を得ています。

「種の多様性」をテーマに制作を続けるHORIBAカレンダーを紹介します。
 

 

テーマ

1994年の第1回「鳥の卵」から始まり、「多様性」をテーマに、365以上の種類があるものをモチーフに制作しています。生物や文化などあらゆるものに対する畏敬の念と、「おもしろおかしく」の社是を持つHORIBAらしい独自性、そして見る人の心を動かす「驚き」や「意外性」、「非日常性」を込めています。また、テーマを通して、地球環境や文化などを考えるきっかけにもなればと願っています。
 

<過去テーマ(英/和)、モチーフ>
1994年第1回~



1994年第1回「鳥の卵」


1995年第2回「種子」

 

2023年度テーマ:Our Fellow Creatures(人間の隣人たち)
人間に最も近しい存在といえば、やはり私たち人間も属する哺乳類でしょう。犬や猫、牛や馬たちは、私たちの暮らしに欠かせない仲間でもあります。そして普段は馴染みのないものたちまで目を向けると、その形や生態のバラエティの豊かさには、改めて驚かされるばかりです。なかには絶滅の危機に瀕している種も少なくありません。2023年のカレンダーでは、そんな哺乳類の多様性をテーマにしました。


【参考】過去のカレンダーはこちらからご覧ください。⇒ HORIBAカレンダー - HORIBA

 

制作

分析・計測機器メーカーならではの視点から、「他社にできないHORIBA独自のコンセプト」にこだわった企業メッセージを発信すべく、私たちのおもいやスタンスを制作会社と共有し、テーマ選定から制作に深く関わり、独自性と意外性のあるクリエイティブを追及しています。モチーフの多くはさまざまな博物図版や資料などを用いますが、博物館や美術館、研究者、愛好家など多くの方のご協力のもと新たに撮影を行うこともあります。近年では、2017年の「トンボ」は高知トンボ王国(高知県)、2018年の「櫛」は櫛かんざし美術館(東京都)、2019年の「郷土玩具」は倉敷日本郷土玩具館(岡山県)にご協力をいただき、撮影をしたものです。
こうして集まったモチーフたちは私たちの毎日をバラエティ豊かに彩り、生き生きとしたカレンダーが出来上がります。

 

特別販売

元々は製品ユーザー様や販社様向けに配布していましたが、口コミで存在が知られるようになり、入手希望の声にお応えするために2002年度版よりどなたでもご購入いただける特別販売を開始しました。以来、普段は接点がない方々にもHORIBAに親しんでいただける貴重な機会として、毎年、数量限定で販売しています。
例年、11月の第一営業日に販売を開始しており、販売開始日に一番多くのご注文をいただきます。限定数の完売も12月上旬と早まっており、「楽しみにしていた」とのお声は制作の励みにもなっています。
※2023年度版はすでに完売しております。

 

今後も私たちを取り巻く無限の「多様性」をテーマに、たくさんの皆様が興味を持ち、楽しんでいただけるカレンダーの制作を続けてまいります。

  2023年第30回「人間の隣人たち」

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