48インチシングルローラ・シャシダイナモメータ

毛野克彦* 宮川久志* | |   技術論文

*株式会社堀場製作所

自動車の研究開発、生産・品質管理の現場では、試験室内で一般道路と同じ走行状態を再現させるシャシダイナモメータが幅広く使われている。このたび、堀場製作所は直径1219.2mm(48インチ)のローラをもつ電気慣性式のシングルローラ・シャシダイナモメータLDV-48を製品化した。本装置は、モータ駆動ベアリング方式の軸受や交流フラックスベクトル制御を採用することにより、安定した制御が実現でき、しかも暖機運転がほとんど不要となった。本稿では本装置の主な特長と仕様を紹介する。