燃料ガス中硫黄分オンラインモニタリング用UV 光分散型分析計 MU-1000

Po Chein* | |   31

*HORIBA International Incorporated

化石燃料など炭化水素中の硫黄成分は燃焼する時に硫黄酸化物として排出され、天然ガス輸送パイプラインを腐食し化学プロセスにおける触媒被毒を引き起こす。燃料ガス中硫黄分の組成と濃度をモニタリングすることは、環境のみならずプロセスを最適化する上での課題である。従来、炎光光度検出器付ガスクロマトグラフィー(GC-FPD)がこの用途に広く用いられており標準技術とされている。しかしGC-FPD法は保守に手間がかかり相当なコストが必要となる。特に硫化水素・硫化カルボニル・メルカプタンなどの化合物の硫黄分を100ppm以下のレベルでモニタリングする場合はその傾向が強くなる。UV 光分散型分析計MU-1000は、GC-FPDと同機能を備えているが、その約半分のコストですみ保守の手間もほとんどかからない。