特集:第2回堀場雅夫賞
今号は,赤外線計測を対象技術とした第2回堀場雅夫賞の受賞者論文及び審査委員講演抄録,更にHORIBAの赤外線ガス分析計の開発についての総説など,赤外線計測に関する先端科学とその応用,また装置開発から設計生産技術までの広い範囲を一覧できる興味深い内容となっています。分析技術のさまざまな側面を社会に理解していただくために,Readoutが貢献できればと願っています。
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巻頭言
- 問題意識を持つこと
緒方四十郎
特集論文
- 赤外分光法とX線回折法による生分解性高分子のC-H・・・O 水素結合の研究
― “弱い水素結合”が結晶構造安定化と熱的挙動に果たす役割 ―
佐藤春実 - 多角入射分解分光法の構築: 仮想光概念を利用した計測法の構築
長谷川 健 - 近接場ナノ振動分光学の開拓研究
井上康志
特集講演
- 第2回堀場雅夫賞授賞にあたって
堀場雅夫
特集寄稿
- レーザ分光の高感度分析への応用
―キャビティリングダウン吸収分光法―
川崎昌博 - 赤外ラマン分光法の新展開
-表面増強ラマン散乱の原理と応用-
尾崎幸洋 - エンジニアリングスペクトロスコピーへの道
-機器開発の軌跡を辿り未来に繋ぐ-
南 茂夫 - キャピラリフローセルを用いた分光技術の進展
斉藤光徳 - MOCVDプロセスにおけるin-situモニタリングの重要性と今後の展望
舟窪 浩
総説
- 赤外線ガス分析計の開発
石田耕三