トピックス:HORIBA FuelCon 社の紹介

花木 保成*1,カーステン クルーガー*2 | |   53

*1 株式会社 堀場製作所, *2 HORIBA FuelCon GmbH

ーバッテリーと燃料電池の評価技術ー

2050年までにCO2(二酸化炭素)排出量を大幅削減するための国家や社会の動きやエネルギーセキュリティを背景に,自動車のエネルギー効率の飛躍的な向上や,太陽光や風力など再生可能エネルギーによる発電が再び着目されています。今,自動車産業は市場,技術,規制など多次元の変化を目の当たりにしています。電動車両の普及により将来全ての自動車にモーターとバッテリーが搭載されることは,新たな企業参入の機会を生みます。また,欧州の燃費規制や中国の新エネルギー車促進などの政策は,各国の取り組みとして自動車の電動化に向けた開発やハイブリッドや燃料電池を含む電動車両の普及を後押ししています。その結果,全体のバランスや最適化を進めるため,より多くの検証が必要となり,自動車会社の開発工数を大幅に肥大化させていく課題も顕在化してきました。HORIBA FuelCon GmbH(FuelCon)は,クリーンで高効率なエネルギー社会を目指し,業界のニーズをサポートしています。このセクションでは,FuelConが提供するバッテリーと燃料電池に関連する技術的な課題解決に向けたソリューションを紹介します。