*慶應義塾大学大学院
―「はかる」，「つなぐ」を考える―
近年の製品やサービスは非常に複雑なものとなっており，企業は限られたコストの中で，環境規制に対処し，安全を確保しなければならず，地域向けにカスタマイズすることが求められることが多い。こうした複雑な製品やサービスなどのシステムを成功裏に実現するために，モデルベースシステムズエンジニアリング（MBSE）のアプローチが注目されている。自動運転システムを含む自動車のような複雑なシステムのライフサイクル全体にわたる確実なエンジニアリング活動全体を実現するには，何をすれば良いか？コンセプト，アーキテクチャおよび設計の定義を行う際には，必ず，検証と妥当性確認が必要となる。「はかる」，「つなぐ」をMBSEの観点から論じる。
